2017年4月23日日曜日

会社登記手続きその3@トゥルム

メキシコの外務省(SRE)から会社の名前の許可が出た。。。と
アボガド(Abogado スペイン語で弁護士のこと。食べ物のアボカドとよく間違えられますがアボガドとアボカドで、 gaとkaが違います。笑)
から知らせが来た後、それ以外に何の連絡もないので
こちらから尋ねてみると
Acta Constitutiva (会社定款)を見直して欲しい。。。と
書類が送られて来ました。

初めて見ました!会社定款!

日本語の定款だって、専門用語が並んで
読むの面倒なのに、
スペイン語バージョンは初めてなので
辞書を引きながら。。。で結構時間がかかりました。

一番見て欲しいところは
Objeto Social (事業目的)だそうで
それだけでも、何項目もあって、びっくりしました!

日本の会社定款に書く事業目的なんて
ものすごい簡単な箇条書きなのに
アボガドが用意してくれた書類には
びっしり。。。

ものすごく細かいです・・・・

これだけ書いてあれば
麻薬密売以外は何でもできるね。。。と
友達と大笑いしました。

そして、数日後には
このActa Constitutiva(会社定款)に
サインをしに行きます!

で、このサインでいきなり大変な問題が
発生してしまいました。

実は、今回会社を作るにあたり
発起人が2名必要なので、
私と、もう一人、カナダ人の女性で
始めることにしました。

カナダ人の女性は、
私よりも何年も前から
トゥルムに住んでいる人なのですが
いわゆる、観光ビザで半年メキシコにいて
残りの半年はカナダで稼ぐ。。。と言う
出稼ぎ生活をしていたんですね。

だから、ヨガを教えたりとか、色々していましたが、
実際には合法的ではなかったわけです。
それで、どうしても労働ビザを取得したいと言うことで
私との利害関係が一致し、
一緒に名前を列ねることにしたのです。

で、彼女はすでにカナダに帰ってしまっていたので
書類に直接サインができないため
委任状が必要。。。と言うことになりました。
いわゆるCarta de Poderです。

アボガドが言うには、カナダのNotario(ノタリオ、つまり公証人)のところに行けば
作ってくれるし、それにアポスティーユをしてもらって!ことでした。

アポスティーユというのは、外務省が書類を証明する「公印確認」の
簡易バージョンと言えばいいでしょうか。。。

例えば、日本人である私が
メキシコでビザを取りたい時
戸籍謄本とか、私の資格証明とか、最終学歴を証明する卒業証明とか
そういったものを、メキシコ政府に提出しなければいけないわけです。

で、それが本当にちゃんとした書類であるということを
確認&証明するために、
提出先の大使館(私の場合は在日メキシコ大使館)で、「公印確認」をしてもらい
その上でメキシコに郵送するわけですね。

そして、この公印確認に関しては
ハーグ条約というものがあり、この条約に加盟している国同士の場合は
わざわざ在日メキシコ大使館にお願いしなくても
日本の外務省にアポスティーユを貰えば
公印確認と同じ価値を持つのです。

というわけで、日本の場合は
書類の形式によって、外務省でとったり、公証人役場でとったり
できるわけです。
もちろん、アポスティーユ代行会社もあって、
非常に簡単です。

なぜかというと、メキシコも日本も
ハーグ条約加盟国だからです。


が。。。。

なんと、今回初めて知ったのですが
カナダはハーグ条約加盟国じゃないんですね。

なので、アポスティーユ取るのに、最低でも5週間かかるらしい。
しかもメキシコ大使館でやらなくちゃいけない。。。

彼女が住んでいる田舎町には
当然メキシコ大使館はありません。笑


どうしようか。。。ということになり
急遽、彼女がトゥルムに戻ってくることになりました。

委任状のために何週間もロスするぐらいなら
来ちゃった方が早い!というのです。

確かに、それが一番賢い選択!

というわけで、彼女が2日ほどトゥルムに戻ってくる時に
サインをしようということになりました。

サインが終われば、第一プロセスは完了!


そして、ホテルから新事務所に引っ越しです!!

どうなることやら。。。。ワクワク。





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