2017年4月12日水曜日

メキシコシティ&プエブラの旅4:プエブラといえば、モレ・ポブラノ!

メキシコ人の知り合い達に
プエブラに行くんだ〜と言ったら

モレ、食べて来なさい!!
プエブラは本当に食事が美味しいんだから!!!!!
何食べても美味しいわよ!!

と言われました。
なので、プエブラ旅行のお食事は
すっごく楽しみにしていました。

普段は、炭水化物と乳製品をほとんど取らないように
努力していますが
今回ばかりは無礼講で、なんでも行っちゃえ!!と
覚悟を決めるほどでした。笑

一緒に行った友人の家族は
プエブラの出身ということで
もっとも良いレストランを教えてもらって
ウリアルテのタラベラ窯元見学の後に
行ってみました。

教えていただいたレストランというのが
Funda de Santa Clara
というお店。




地元の人のオススメのレストランということで
なんの疑いもなく、調べもせずに行ってしまったのですが
入ってみたら
ちょっと観光地レストランみたいな感じで
コミーダの時間に行ったというのに
ガラガラ。。。。

なんとなく嫌な予感。。。

とりあえず、席に着き、
メニューを見ると
さすがにプエブラの名物料理が
ずらりと並んでいます。

ここにきて食べるべきものというのは
やはり以下のものに尽きるでしょう。。。

1)Chalupas チャルーパス
チャルーパスは小さめのトルティーヤに
サルサ・ロハ(赤いサルサ)もしくは、
サルサ・ベルデ(緑色のサルサ)をかけて
それを油でよく揚げ、その上に
豚肉や牛肉を裂いたものを乗せたお料理。
基本的には屋台でよく売っているお料理ですが
ここでは、お店の中でたべられます♪

2)Mole モレ
モレはチョコレート、唐辛子、ごま、ナッツ、ドライフルーツなどなど
50種類から100種類ぐらいの材料を使って作られた
いわゆるカレーみたいなものです。
プエブラで有名なのは、モレポブラーノと言われるもの。
チョコレートが多めに入っていて、若干甘めに作られています。
ご飯やトルティーヤにかけてたべます。

3)Pipián Verde ピピアン・ベルデ
ピピアンベルデは、主な材料が緑色のかぼちゃの種。
これに、唐辛子とかいろんなものを混ぜて
カレールーみたいなペーストを作り
それに鶏肉のスープとかを混ぜて
ソースにします。
色はかぼちゃの種の色が濃く出るので
基本的に緑色をしています。
これを、ご飯とか、トルティーヤとかにかけてたべます。

4)Pipián Rojo ピピアン・ロッホ
ピピアンロッホは、ハラペーニョ唐辛子を燻製にした
チポートレというチレにトマトやピーナツなどを合わせて作った
赤いソースです。
ピピアンベルデと同じように、ご飯やトルティーヤにかけて
たべます。

5)Molotes モロテス
モロテスは、いわゆる揚げたエンパナーダみたいなものです。
とうもろこしで作ったマサという生地を伸ばして
その中に、鶏肉とか、チーズとかそういったものを中に入れて
餃子のように包み、それを揚げて
ソースやクリームをかけて食べるのです。



というわけで、
プエブラ名物を、一通り注文してみました。笑



このお店のいいところは
いいところどりで
一つのお皿に、少しずついろんなものが
取り入れられていることです。

例えば、プエブラの前菜盛り合わせというのを頼むと
上の写真でわかるように
チャルーパスの緑ソースと赤ソース、
そしてモロテスの3つが一つずつ乗せてあります。
これで一気に三種類楽しめちゃうわけですね。

お味は。。。というと
どういうお料理なのかは体験できました。。。というレベルです。
うおおお!!!と感動する美味しさではありませんでした。
やっぱりチャルーパスは屋台で出来立てを食べた方が良さそうです。。。


次にお店のオススメということで注文したのが
こちら、Escamolエスカモル・・・


このつぶつぶは一体なんだと思いますか?
なんと蟻の卵なんです〜!
蟻の卵をバターとニンニクで炒めてあって
なかなかのおいしさでした。
エスカモルとワカモレを
トルティーヤに巻いて、レモンをかけて食べるとうまい!
これはちょっとアタリだったかも♪


そしてこちらのチーズが乗っている
黒っぽいお料理。。。
一体なんでしょうか?

そうです!
メキシコにいる方ならきっと一度は食べたことがある
Huitlacoche(Cuitlacoche)ウィトラコチェ、もしくはクウィトラコチェ。
あの、とうもろこしに生える黒っぽいカビですね!

こちらが市場でカビを売っている状態。
とうもろこしに黒いカビが侵入して
とうもろこし自体が大きくなってお化けみたいになります。


カビ!気持ち悪い!と思うかもしれませんが
まあ、トリュフみたいなもんです。笑

このウィトラコチェをニンニクや玉ねぎと合わせて
油でよく炒めたものがこちらのお料理。
これもトルティーヤに挟んで食べます。

まあ、これはプエブラの名物料理というわけではなく
メキシコシティでもどこででも食べられますけれど
ユカタンではあんまり食べたことがなかったので
私がオーダーしました。

しかし、このお料理は
ちょっとニンニクと油が強すぎて
私には無理。。。なお味でした。

ウィトラコチェ自体はそんなにクセもなくて
美味しいものなんですけどね。。。

そして、
こちらはちょっと チレレジェーノみたいに見えますが
実は全く違います!
一体なんだと思いますか?


そうです、これこそ、あの有名な
Huauzontle ワソントレ!
ほうれん草とか、キヌアとかが属する
アカザ属に入る植物で
ユカタンでは滅多に見ませんが
メキシコ中央部ではよく食べる植物です!

一度食べてみたかったので
迷わず注文してみました♪

ワソントレは、玉子と小麦粉を使って
まるでアメリカンドッグみたいにして
包んで揚げます。
メキシコでは、このように卵と小麦粉を使って
衣をつけて挙げることをCapiar カピアールと言います。

そして食べるときは
この周りの衣を切り開いて
中のワソントレを1房引っ張り出し
トマトソースをつけて食べます。
もちろん衣と一緒に食べてもOK



茎は硬くて食べられないので
歯でしごくようにして茎の周りについている
つぶつぶのやわらかい部分を食べます。
焼き鳥を串から歯で剥がし取る感じです。

これはトマトソースが美味しくて
なかなかイケました!

そして・・・・・
食べてみたかったモレの盛り合わせ♪♪
このレストランのいいところは
三種類のモレを
一つのお皿で楽しめるところ。。。
普通だったら、別々に頼まないといけないので
この点は非常にいいですね!


上のお皿のちょうど真ん中にある黒いソースが
もっとも有名な、モレポブラーノ。
そして向かって右側の緑色のソースが、ピピアンベルデ。
そして向かって左側の赤っぽいソースが、ピピアンロッホ。

鶏肉をトルティーヤで巻いたものの上に
これらのソースがかけてあったので
お肉とトルティーヤと一緒にいただきました。


この中でもっとも美味しかったのは、
ピピアンベルデ!
これは絶妙なお味でした。

その次がピピアンロッホ。
かなりの辛味で、びっくりしましたが
なかなかいい味でした。

そして、ちょっと期待外れだったのが
一番期待してたモレ・・・・
このモレは、ちょっと甘すぎるし
味に深みがない。。。。。
非常に残念でした。

というわけで
このレストランは
プエブラのお料理のいろんなものを少しずつ試すには
なかなかいいメニュー揃えですが
味が完璧かというと、ちょっと。。。。という感じです。

でもサービスは良かったですし
とても丁寧にお料理の説明もしてくれて
取り皿とかも気を使ってくれて
いい感じのお店でした。

またプエブラに行ったら
この店に来るか。。。と言われたら、多分きませんが
一度体験するには
いいお店でした!

二人ぶん、おなかいっぱい食べて
チップも入れて850ペソほどでした。

まあまあかな。。。。

とりあえず清潔感のあるレストランで
地元の有名料理を全部つまんでみたい!という方に
オススメしたいレストランでした。




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