2015年9月30日水曜日

メキシコ人心と秋の空?

先日、3歳の息子を亡くしたスタッフF君が
埋葬を終えて、シャンバラに戻ってきました。


なんて声をかけたらいいのかな。。。と思ったけれど
とりあえず、顔つきはしっかりしていたので一安心。



少しは落ち着いた?と聞くと


「やっぱり、ショックだったけど
だいぶ落ち着いた」

というので、
翌日から仕事に入ってもらいました。


あの事件以降、
ランチタイムには
極力みんなの輪に入らないようにしていたのだけれど、


お茶を入れようと思って
キッチンに入っていったら
たまたま
スタッフたちが談笑しているところに出くわしました。



古株スタッフが私を見るなり


「ちょっときいてよ!F君、奥さんと別れてきたんだって」


といいます。


そうなの?????


二人目の子供も亡くし
夫婦のきずなが失われて
別れてきた・・・という深刻な話にしては
みんなの顔が明るいんですけど。。。。


「それでね!、もう新しい彼女ができたんだって
しかも18歳、みてよ!」


と写真を見せてくれました。


F君は29歳、新しい彼女が18歳・・・・


最愛の息子が亡くなってからまだ一週間。。。。


メキシコ人って強い!!!!


実はこのF君、
ここに入ってきたばっかりの時も
人妻スタッフに惚れちゃって
息子に送るべきお金を彼女に貢ぎ、
2台も携帯電話を買い与えたというバ○男。笑


しかも、その人妻スタッフは
他のスタッフと親戚関係にあったため
不倫を家族にばらされ、
すったもんだの上、
ホテルをやめて行ったのでした。


その後、彼は散々メッセージを送ったらしいのですが
彼女は彼から貰った電話を売っぱらったらしく、音信不通。


みんなに
「利用されただけだったね~、見る目がないね~」と
散々バ○にされていたのでした。


そんな彼が今度は18歳の彼女!?


自分の村の女の子らしく
近々、こっちに連れてくるそうです。


「そんな若い子、たぶらかしちゃったの?」

と私がきくと
他のスタッフが口をそろえて


「違うよ、また騙されてるんだよ」


だそうです。



うーん。
メキシコ人のこの復活の速さ。
見習うべきなのか、そうでないのか
微妙なところです。



まあ、とりあえずF君が元気そうなので
よかったですけど。


ちなみに、新しい18歳の彼女には
3歳になる娘がいるそうです。
15歳でもう子供産んじゃってるわけですから
すごいです。。。。


というわけで、
シャンバラは今日もにぎやかです♪






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2015年9月29日火曜日

スーパームーン&皆既月食

日本でもスーパームーンがきれいに見えたようですね!

こちらでは、なんとスーパームーンと皆既月食という
ものすごい組み合わせでした!!!!!!


しかし、トゥルムの天気予報は100%!
100%ってすごい数字ですよね?


絶対無理だ~と諦めていたのですが
さすが、メキシコの天気予報
100%雨が降りませんでした!!!笑


たしかに、ユカタン半島を横切る
巨大な熱帯低気圧があったのですが
思ったよりも早く通り抜けてくれたので
雨雲は消えてくれたのです!



とはいえ、月の出の時間、
水平線の雲は厚く
なかなか満月がみえませんでした。

みえても、薄雲に隠れていて、
こんな感じ。。。。






トゥルムの時間では
夜の8時10分から欠け始めるとのことでしたので
その時間から、ビーチでスタンバイ!



幸いなことに、欠け始めるころから
薄雲が消えて
月がくっきりと見え始めました。








徐々に徐々にかけていく月。。。。




もうちょっとで全部隠れる!!
と思ってからがかなり長い。。。。







トゥルム時間で夜の9時47分に
完全な皆既月食になるとのことでしたが
9時20分ぐらいには
もう、全部隠れてるんじゃ?というぐらいの状態になりました。
でも、望遠レンズで月を見ると
たしかに、まだ一部が隠れていません。







そして、9時47分。
皆既月食です。







スペイン語ではLuna de Sangre(血の月)というらしいですが
本当に赤黒い月になります。。。。
普通の満月だと
明るすぎて周りの星がほとんど見えなくなりますが
皆既月食の時は、無数の星と満月が
いっぺんにみえます!
しかも、流れ星もシューっと通りました!感動♪








しばらくして、月の下の方から、
月を覆っていた影がずれていき、
影の下からは
満月の月光が顔を出します。
ほんのちょっと影がずれただけでも
ものすごく明るく感じます。








欠け始めてから、元の月に戻るまで
約3時間ちょっと。。。。


とっても贅沢な天体ショーを
楽しむことができました♪






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2015年9月28日月曜日

完璧な虹♪

ユカタン半島を北上している大型熱帯低気圧の関係で
ものすごい雨に見舞われているトゥルムです。

夜中も、明け方も、午前中も
ずーっと雨が降っていたのですが
午後になって急に空が明るくなりました♪

どうしても町に用事があったのですが
いつ雨が降ってもおかしくな状態だったので
自転車は諦め
公共バスに乗りました。


海岸のホテルゾーンから町まで10ペソ。
日本円にして、70円ぐらいです。


町に出るにしたがって
どんどん空が明るくなってきてきたのですが
小雨が降っている状態。。。


あ、こんな時は虹が出るんじゃ?と思ったら
出ました!すごいのが!!!

完璧な半円!!




ううう、これ、ビーチで見たら
きっと、水平線からくっきり出る虹が見えただろうな・・・
町にいる自分にちょっとがっかりでしたが


でも、それでも、すっごくきれい!!!


たまたま電線がほとんどない場所にいたのが幸いし
美しく写真が取れました!



そして、どんどん日が沈んで、空が暗くなっていくのですが
それに比例して、虹の色に深みが出てきて。。。。





虹にフォーカスを合わせて露出を変えたので
実際の空の色より若干暗めですが
二重の虹になっているのが
わかりますでしょうか???





肉眼だともっともっとクリアに見えたのですが
携帯電話のカメラでは
これが限界でした。。。。



昨年は、ほとんど虹が見られなかったのに
今年はチャンスが多くて、うれしいです♪


雨が降っているときは
ビーチをしっかり観察しておこうと思います♪



とっても、とっても素敵な虹でした。






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トゥルムに雨がくる♪

トゥルムの雨季は5月~10月。
特に雨が多いのが8月~9月です。


とはいえ、一日中曇って雨が降っている。。。ということは
ほとんどなくて
たいてい、いきなり雨雲がやってきて
雨を降らせて行きます。。


とってもタイミングがいいと
こうやって、雨雲が近づいてくるのを
見ることができます。



青い海と空に
突如襲い掛かってくる雨雲。。。。







わあ、やってくるぞ~!!という感じです。






世界がグレーの雨雲に飲み込まれていきます。





こういう雄大な景色を見ることができるのが
ここにいる醍醐味です♪





2015年9月27日日曜日

プエブロス・マヒコス プロジェクト Pueblo magico

メキシコには
プエブロス・マヒコス(Pueblos Magicos)という
国のプロジェクトがあります。


日本語での紹介はこちらをごらんください


プエブロス・マヒコスというのは
直訳すると「魔法の村」という意味。


もちろん魔法使いがいる村。。というわけではありません。


メキシコの政府観光局が行っている
町おこしの一環で

魅力のある伝統的な村や町を
「プエブロス・マヒコス」として認定し
たくさんの人たちに観光に訪れてもらおうという
プロジェクトなのです。


この、プエブロス・マヒコスに選ばれるには
伝統的な美しい街並み、建物、遺跡など
訪れる価値のある歴史的建造物や景色があるのはもちろんのこと

ホテルやレストランなど
旅行客が安心して宿泊し、楽しめるよう
インフラが充実していることも必要です。


素晴らしい歴史的建造物や
美しい街並みがありながらも
あまり知られていなかったたくさんの都市が
このプロジェクトによって脚光を浴びることもあります。


また、この都市に選ばれるために
インフラを強化し
美しい町づくりを目指す地方政府もあり
相乗効果を生み出すプロジェクトなわけです。



私がこれまで紹介した中では
バヤドリッドカンペチェバカラル
プエブロス・マヒコスとして認定されています。



で、なんと、
その、プエブロス・マヒコスに
ここ、トゥルムが登録されたというニュースが!!!



トゥルムは、確かに遺跡と美しい海はありますが
伝統的で美しい街並みとは程遠いですし
ほかの都市のように
町としての魅力は全くありません。


ホントに?と思っていたら
そのニュースに対するトゥルムの人たちの反応は

「いくら払ったんだ?」
「そんなのに払うぐらいなら下水システム作れ!ごみをどうにかしろ!」
「トゥルムのどこにそのタイトルにふさわしい魔法があるんだ?」
「もうプエブロマヒコは信じない」
「観光客をだますなんて恥ずかしい」


などなど。。。。


ほとんどの人が
「どうせわいろ払ったんだろ?」という反応でした(笑)


自分の町に誇りが持てない人たちもすごいけど
すぐにわいろに結び付けるのは
やっぱり、メキシコらしい反応と言えばいいんでしょうか。。。笑


確かに、
プエブロス・マヒコスのタイトルをもらうには
あまりにも町の魅力は貧相ですが


海、遺跡、セノーテ、湖、
野生動物たち、野鳥たち。。。


そして、ホスピタリティあふれる
明るいユカタンの人たち。


これはトゥルムの確かな財産です♪♪♪
絶対に期待は裏切りません♪


でも、これを維持していくことが
とても大切なこと。。。。


トゥルムに住む人間として
トゥルムに来るお客様に
また来たいと思っていただける
サービスを心掛けたいと思います♪









2015年9月26日土曜日

ゆ~っくりよく噛んで食べると太らずに済む?

日本では、ゆっくりよく噛んで食べると
満腹中枢が刺激され
あんまりたくさん食べなくても満足し
結果的に食事の量が減る。。。と言われています。


だから、


早食いはダイエットの敵!
痩せたかったら
よく噛むように♪

とよく言われますよね?



しかし、
メキシコに来て、
それは本当に効果的なんだろうか?と
思うようになりました。



というのも、
うちのホテルの従業員をはじめとする
地元の人たちは
ものすごくゆっくり食べるのに
決して痩せてはいないし
食事の量も少なくないからです。笑



たとえば、うちのホテルの従業員たちは
朝食に1時間~1時間半、
昼食に1時間~2時間もかかるのです。



「いつ働くんだ!?君たちは?」っていうぐらい
のーーーーーんびりしています。


私はさっと作って、さっと食べて
15分もかからないので、
「もう食べちゃったの?」と驚かれます。


彼らは、
トルティーヤをちっちゃくちっちゃくちぎって
いろんなものを挟んで、
みんなで和気あいあいと話しながら
ゆっくりゆっくり食べています。


とても仕事場での食事の風景とは思えません。


家ならそれでもいいけど
仕事場でそんなに時間かけてご飯食べるのは
どう考えても時給泥棒でしょ?と思いますが
彼らには関係ありません。


そして、観察していると
ものすごい量を食べていて
満腹中枢が刺激されて少量で終わっている・・・
とは思えません。笑
しかもあの体型。。。。


もしかしたら、彼らの満腹中枢は
すでに壊れて作動しなくなっているのかもしれません。。。笑



食べる時間、食べる量、体型、砂糖の量など
驚くことはいっぱいありますが


何よりびっくりすることは、
ゆっくりきちんと食べられないなら、
食べない方がマシ・・・と考えていることです。


仕事がとてもたくさんあって
時間が押してしまい、
いつものように食事時間が十分に取れないとき
彼らは食べずに家に帰ってしまいます。


たとえば、残り時間があと15分しかない。。。なら
仕方がないかもしれませんが
あと1時間もあるのに、


「もう時間がないから食べない」といって
我慢しているのです。


1時間あったら、十分に料理して食べる時間があると
私は思うんですが(笑)
彼らには不十分で、絶対に食べようとしません。


近くの売店で炭酸飲料やビスケットを買ってきて
それを飲んで、飢えをしのぐのです。笑


私にしてみたら、
彼らがいつも食べているようなタコスやケサディージャは
簡単に作れると思うんですが
料理当番の子は
頑としてその案を受け入れず
時間がない、今日はご飯が食べられなかったといいます。笑



もう、このバカバカしさは
笑うしかありません。



日本人だったら、
仕事中のランチですから、
サンドイッチやおにぎりなどを
パパっと口に入れて仕事を続けますけれど


彼らには、そんな適当な食事は
想像もできないようです。笑


なんといっても、
メキシコ人にとって最も重要な食事は
夕食ではなく昼食(Comida コミーダ)なので
それをないがしろにするぐらいだったら
食べない方がいい。。。ということらしいです。


もちろん、メキシコシティとか
大都会では、ライフスタイルが違いますので
簡単な昼食をとる人もいると思いますが
ここは田舎なので
まだまだ古い習慣が残っています。



ちなみに、コミーダというのは
一般的なスペイン語では、食事全体を指す言葉ですが
メキシコでコミーダというと、午後2時ぐらいから食べ始める
一日でもっとも重要な食事を指します。



でも、一生に何回食べられるかわからない食事ですから
一回一回を大切にするってことは
大切なことではありますよね。。。


仕事中のランチだろうが
家のランチだろうが
食事は食事!


人間の体は食べるものでできているわけですから
適当に食べて
おなかを満たせばいいってわけじゃない!ってことですよね。


もちろん、
メキシコ人がそういうポリシーで
食事を大切にしているわけじゃないですが



(もしそうだったら
脂っこくて、塩気がおおくて
化学調味料いっぱいの食事は
取らないでしょう。。。)



でも、彼らの食事時間にたいするこだわりは
ちょっと考えさせられるものがあります。


まあ、彼らの上に立つマネージャーとしては
出来れば、食事は適当に済ませて
しっかり働いてほしいですが。。。。笑







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2015年9月25日金曜日

美しい空@トゥルムビーチ

トゥルムにいると、
いろんな空を見ることができます。


一日として同じ日は存在しない。。。


空と雲と海の様子を見るだけで
それを実感します。


だからこそ、一期一会。。。。



これはある日の朝。。。
私は「天使が~」とかっていうスピリチュアルな人間ではありませんが

でも、この空をみると
天使が舞い降りてくる宗教画を思い浮かべてしまいます。
確かに、天界から
何かが地上に降り立っているみたいな
そんな雰囲気がありますよね。。。。





こちらは、太陽の周りに雲がかかったときに
チラっとあらわれる虹。。。



太陽の左下あたりに、
うっすらと虹があるのが
見えますでしょうか?


仕事の合間に、ふっと空を見上げたり
太陽を見たりして
こんな風景が見えると、
ああ、地球って美しいな~と思います。


どこにいてもそれは実感できるのだと思いますが
トゥルムのように
野性味あふれる土地だと
それが実生活に直結していて
とってもリアルです。


ジャングル生活は
つらいこともいっぱいあるけれど

(今日も、たった1分、藪にいただけで
7か所も蚊に刺されちゃったし。。。)


こういうのを見ると
やっぱり、このままここに住もう!と
決意を新たにできます。笑


2015年9月24日木曜日

ブルーサンセット@トゥルムビーチ

先日、とっても珍しいブルーサンセットが見られました。

ブルーサンセットって、
世界的に
何か定義があるわけじゃないんですが

いわゆる、赤く染まるべきところ
真っ青に染まる夕焼けのことを指すようです。


一年半トゥルムに住んでいますが
こんなに真っ青に輝くサンセットは
初めて見たので
おすそ分け。。。。




初めはちょっと雲が多いな~という程度の
普通の夕暮れでした。
夕日に赤く染まる雲も
いつも通り。





でも、太陽が沈んだ?ぐらいの時間帯から
急に海も空もすべてが青く輝き始めました。




普通だと、
どんどん真っ赤になったり
オレンジになったり
グレーっぽくなったりするのですが
ブルーサンセットの時は
本当に青くなるのです。

全部に青いインクをかけたみたい。。。



たまたま月も出ていたので
月といっしょに撮影




月にもうっすらと雲がかかっているので
ぼんやりとしか見えません。


普通のサンセットの時と違うのは
空全体に、まるで霧のような薄い雲がかかっていて
クリアに空が見えないこと。

だから、太陽の光がブロックされて、
赤い光線が見えなくなり
ブルーしか届かなくなるのかもしれません。。。


とっても面白い現象でした。



太陽の方を見ても、どの方角を見ても
赤くなっているところがないという
不思議な夕暮れ。。。。


こんなのもあるんですね~


自然が作り出す景色は、本当に芸術的。。。


なんか、ピカソの青の時代
思い描いてしまいました。


普通だったら、ちょっと寂しさを感じる青なのに、
崇高で、ぐいぐいと引き込まれる感覚でした。


写真を撮るのも忘れて
じーっと見入ってしまいました。

なので、これしか写真がありません!
もっと撮影しておけばよかった~ 笑

もし次のチャンスがあったら、
パノラマで撮らなくちゃ!










2015年9月23日水曜日

ナンセス Nances

先日初めて
ナンセス(nances)というフルーツを食べました。


中南米原産のフルーツらしいのですが
日本では見かけたことがありません。


バラ科の植物なので
梅とか桜の仲間なんですが
何とも形容しがたい。。。。笑



大きさは梅ぐらい。





でも触った感触は
さくらんぼで
果肉の柔らかさは
ビワみたいな感じ。。。。




真ん中に大きな種が一つ入っています。




味は。。。。。


何とも形容しがたい・・・・笑


はっきり言って、おいしいとは程遠い味なのです。。。


甘みはあります。
でも、
すでに発酵したような、
不思議な酸味と匂いがあるんです。。。。



メキシコ人は大好きらしく、
盛んに買っていますが、
残念ながら、私の口には合いませんでした。


でも、日本では食べられないフルーツなので
チャンスがあれば
試してみてくださいませ。


いや~
世界にはいろんなフルーツがありますね~





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2015年9月22日火曜日

大根に出会えた!

トゥルムの町に来て
一年半。。。。


初めて、八百屋さんで大根を見つけました!


その名も「ナーボ・ハポネス Nabo Japones(日本のカブ)」









細くて小さいけど
立派な大根です!


久しぶりの大根に、ちょっと興奮♪




そして、キヌアのサラダに刻んで入れてみました♪
おいしかったです!




キヌアは、ベーガンの食事を希望する人には
大切な蛋白源。


日本だったら、豆腐をはじめとする大豆製品が豊富ですが
メキシコは(っていうかトゥルムは)、豆腐はマズイし、
大豆はほとんど売ってないし。。。。で
大豆を蛋白源にできません。


だから、蛋白源として
キヌア、レンズマメ、黒インゲン(フリホーレス)、ひよこ豆などを
活躍させることになります。


こちらのサラダは、
ゆでたキヌア、キュウリ、ニンジン、塩もみした大根、
コリャンダー、レモン汁、オリーブオイル、
塩、コショウ。。。を混ぜ合わせて作ってみました。


インパクトがほしい人には
チレ・セラーノなどの唐辛子を入れるのもオススメです。


トトポス(トルティーヤチップスのこと)と一緒に食べるのも
なかなかいい感じ♪


お客様にお出ししたところ
とっても喜んでくださいました。


キヌアは、ペルーの伝統的な穀物で
メキシコではほとんど使わない食材だと思いますが
健康志向の人にはウケていて
スーパーでも簡単に手に入ります。


私はペルー風のキヌアのスープが大好き♪


鶏がらのスープに
いろんな野菜とキヌアを入れて煮ると
とってもいいお味になります。

たぶん、お味噌汁にいれても
おいしいんじゃないかしら?


これから、日本は寒くなりますから
キヌアスープ、試してみてください♪




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2015年9月21日月曜日

マヤ語講座:クリシュティ♪

シャンバラ・プチ・ホテルの女性スタッフたちは
お互いにクリシュティと呼び合います。


クリシュティというのは
マヤ語の呼びかけで


スペイン語でいうと、ミ・アモール(mi amor)とか
ミ・リンダ(mi linda)みたいな感じ。


で、ミ・アモールとかミ・リンダとかいうのは
どういう意味かというと
英語でいうと、ハニーとか、ダーリンみたいな感じでしょうかね?


この、クリシュティは、
女性同士だと、女友達にも使いますが
男性に対しては、
夫、彼氏、兄弟、息子にしか使わないようです。


また、年下の女友達に対しては
ネナ(nena)をよく使います。


ネナはもともと、男性が妻、彼女、娘、孫娘など
身内の年下女性を呼ぶときに使う言葉のようですが
私が住んでいる地域では、
対して親しくもない年下の女性を呼ぶときも
使われるようです。


クリシュティっていう響きが
とってもかわいくて、
聞いているとなんだかうれしくなりますが

私はまだ、そういう使い方がうまくできません。笑



まあ、私は一応スタッフの上司なので
彼らにクリシュティを使うのは
場違いではありますが。。。


ちなみに
友達からメッセージが来るときも
名前を呼びかけるのではなく


Hola Linda! オラ・リンダ 
Hola preciosa! オラ・プレシオッサ
Hola Hermosa! オラ・ヘルモッサ
Hola guapa! オラ・グアパ


というように、「こんにちは別嬪さん!」
みたいな呼びかけが
最初の一文に来ることが多いです。


これは、本気でそう言っているわけではなくて
まあ、社交辞令みたいなものですから(笑)


「いえいえ、そんな・・・・
私は美人じゃないです。。。」

みたいに
真面目に返信する必要はありません。


そういう呼びかけをされたら
こちらも、
社交辞令で、そのように返すのが一般的。


でも、嘘をつくのはちょっと・・・という人は
普通に名前を呼んでも問題ありません。笑


こういう呼びかけは、
メキシコだけというわけではなく
スペイン語圏で一般的に使われる表現だと思います。


ただ名前を呼ぶよりも
親近感が増すようなので、
覚えておくといいかもしれません。


でも、女性から男性に
このような呼びかけをしますと
誤解を受ける可能性がありますので
ご注意くださいませ。






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2015年9月20日日曜日

ペルー旅行ガイド?!

最近、知り合った人が
みんなペルーに旅行に出かけて行きます。


しかも、みんなが私に
「ペルーに行くなら何を見ればいいか」と聞いてきます。

私がペルーのことばっかり考えているからなんでしょうか?笑

彼らに情報を伝えるために
ペルーのいろんな遺跡や町のことを思い浮かべるたびに
行きたくて、行きたくて、
どうしようもない衝動に駆られます。


正直、拷問に近い。。。笑


トゥルムという楽園にいながら
ペルーのことを考えて悶絶するなど
罰が当たりそうですが、、、、


まあ、人間の欲望というのは
限りがないものです。笑


実際のところ、
私がペルーをくまなく回っていたのは
今から20年前のことなので
当時とは、全く状況が変わっています。


私の情報をもとにペルーに行った人たちが
FACEBOOKに懐かしい風景をアップしてくれるのですが
当時の私の印象とは相当違っていて
けっこうびっくりしたり、ショックだったり。。。。


東京だって、20年したら
全然別の町なんですから
ペルーに変化があるのは当たり前ですけれど
いや~ 本当に変わりましたね~


私の情報なんて、
全然あてにならないかも。。。と思います。



しかしながら、
以前は行くのがとても大変だった遺跡に
簡単に行けるようになっていたりするので
それはそれで、とってもイイことだと思います。


ペルーと言えばマチュピチュ!かもしれません。


でも私にとってのナンバーワンは
マチュピチュではありません。


マチュピチュは、確かに感動します。
なんてったって、
ものすごくフォトジェニックですから!


だけど、個人的に最も好きな遺跡は


★チャチャポーヤスにあるクエラップ遺跡
★カハマルカにあるクンベマーヨ遺跡
★ワラスの先にあるチャビン・デ・ワンタル遺跡


です!


これらの遺跡は、
いわゆるペルーの王道観光ルートには
はまらない場所にあります。


ペルーのルートで必ず入る観光地は、
首都のリマ、クスコ、マチュピチュ、プーノ(チチカカ湖)、
ナスカ(地上絵)

ってかんじではないでしょうか?

これらはすべてペルー南部にあり
非常に効率よく回れるようになっています。


これに対し、
私が好きな遺跡があるのは
ペルー北部。


しかも、効率よく回れません。笑



メキシコブログと全然関係ないですが
ちょっとペルー熱に侵されているので(笑)
勢いで書いてしまいたいと思います。



★クエラップ(Kuelap)


クエラップは山頂にそびえたつ城壁のような遺跡で
チャチャポーヤス(Chachapoyas)という町の近くにあります。

クエラップ情報はこちらをご覧ください

もしチャチャポーヤスという名前を聞いて
あれ?どっかで聞いたことがある?と思った方!
そうです、チャチャポーヤスは、
あのクライブ・カッスラーの有名な小説、
「インカの黄金を追え!」に出てきたんですよ~
この小説の中には、セノーテも出てくるので
メキシコ・ペルー好きの人にはお勧め!
そんなことあるわけないだろ!というツッコミをしながらも
ぐいぐい引き込まれちゃうのが
クライブ・カッスラーの魅力です♪


あ、話はそれましたが
チャチャポーヤスというのは
田舎の町でして
クスコみたいに、大勢の観光客が訪れる場所ではありませんから
当然空港なんかありません。

たぶん、今も、そんなににぎわってはいないと思います。
でも、ホテルは増えているんじゃないかと思います。

もし首都のリマから最短で行くとしたら、
リマから、チクラーヨ行きの飛行機に乗り
チクラーヨからチャチャポーヤス行きのバスに乗る。。。というのが
いいと思います。

時間のある方は、
リマからチクラーヨまでバスに乗るっていうのもアリだと思いますが。。。

で、チャチャポーヤスの町に着いたら
クエラップに行くツアーを探せば
今なら結構簡単に見つかると思います。

とにかく、景色がすごい!

YOUTUBEでビデオを見つけたので貼ってしまいます!
これ見たら、行かなくてもいいかも~っていうぐらい
きれいなビデオ~






見ていただければわかると思いますが
巨大な遺跡です!
入口はとっても狭くて、中は広大。。。
何より、クエラップからの眺めが最高なのです。
王様の気分が味わえます!



ぜひ、訪れていただきたい遺跡のうちの一つです。





★クンベマーヨ(Cumbemayo)


UFOの目撃がとっても多いといわれる
クンベマーヨ遺跡は
ペルーでナンバーワンの温泉地である
カハマルカ(Cajamarca)郊外にある遺跡です。


はっきりいって、カハマルカは超おすすめです。
インカの時代に、王族たちが
体を休めた温泉に
今も入ることができるんです!!!


温泉とっても気持ちいいし、料理はおいしいし、
なにより、チーズが最高!!!!


牛がゆったりと牧場を歩いている様子をみると、
ここはアルプス?っていいたくなるぐらいの
牧歌的で美しい景色です。

しかし、ここには悲しい歴史があります。
スペイン人が、当時のインカ皇帝であった
アタワルパを捕まえ、幽閉し、処刑したのが
この地だったからです。

カハマルカには、今も、
アタワルパが幽閉されていた屋敷が
そのまま残っていて
見学することができます。


カハマルカには空港があり
リマから飛行機で行かれますので
比較的訪れやすい町だといえます。


で、目的地であるクンベマーヨですが
カハマルカからツアーで行くこともできますし
タクシーをチャーターもできます。


クンベマーヨは、自然の岩の森を利用して
不思議な建造物を作っているところです。
水路も張り巡らされていて
とっても面白いです。

UFOがいっぱい目撃されるっていうのが
分かるぐらい、神秘的な遺跡。。。。

歩くだけでいろんな発見があります♪
標高が高いので気を付けてくださいね!!


あんまりいいビデオがなかったのですが
よろしければこちらでイメージをつかんでみてください。
音声がうるさいので消した方がいいかもしれません。








★チャビン・デ・ワンタル


チャビン・デ・ワンタル (Chavin de Huantar)というのは
ペルーの歴史上、非常に重要な遺跡です。

ペルーの古代文明というとインカ・・と思い浮かぶと思いますが
実際にはインカ帝国というのは
ほんのわずかな期間であって
その前に蓄積されたインカ以前の
たくさんの文化があるのです。

それらは、インカの前という意味で
プレインカと呼ばれています。

このプレインカ時代の中でも
最も古いといわれ、紀元前1200年ぐらいから
栄え始めたといわれるのが
チャビン文化で
その中心地がチャビン・デ・ワンタルという神殿なのです。


この神殿は、二本の河が交わる地点に作られており
有名なのは、その内部構造。
地下にトンネルが張り巡らされており
中心部に、ランソンと言われる
有名な石像がご本尊のように設置されているのです。


回廊の窓から見えるランソン象は
非常に神秘的で、
一見の価値あり!です。

神殿自体も、たくさんの石像でデコレーションされており
見応えのある建築物です。


画質は悪いですが
こちらの映像でなんとなく構造がわかりますでしょうか?







チャビン・デ・ワンタルと聞いて
あれ?っと思った方は
かなりペルーの情報通。。。。笑

実は、かの有名な
在ペルー日本大使公邸占拠事件(1996年)
人質を救い出すために行われた作戦の名前が
チャビン・デ・ワンタルだったんですね。

理由は、チャビン・デ・ワンタルの神殿のように
トンネルを掘って救出に行ったからです。

余談ですが、、
事件の日、実は私もパーティーに招かれていました。
でも、いろいろ理由があっていかなかったのです。
友人たちが人質にされたと聞き
その日はテレビで釘づけになっていました。
ほとんどの人が開放され、バスで帰ってきたときには
ホッとしましたが、
残された大使館の方々は
どれだけ大変だったことか。。


あ、この話を始めると、いろいろ出てきてしまうので(笑)
それはおいといて、

とにかく、チャビン・デ・ワンタルは
ペルー国内でも非常に有名な遺跡であり
世界遺産にも登録されています。


最も手っ取り早い行き方は
リマからワラス(Huaraz)行きのバスにのり
ワラスで宿泊。

ワラスという町も
小さな町ですが一見の価値あり!です。

なぜなら、ペルー国内で
アンデス山脈が最も美しく見えるところだからです。

その美しさは、
言葉ではとてもいい表せません。

登山をされる方には
ワラスはとても有名な町で、
たくさんの方がトレッキングに訪れます。


ペルー最高峰のワスカラン
標高約6800メートル!


町自体が標高3000メートル以上あるのですが
そこから、さらに富士山ぐらいの山が見えるのです。
ものすごい光景です。







というわけで、オススメの遺跡3つを
ご案内してみました♪


すでにペルーを訪れたことがある方には
上級者編として、
あるいは初めて行く方で
結構時間が取れる方は
ぜひぜひ、訪れてみてくださいませ♪




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2015年9月19日土曜日

旅のススメ

私がまだ小学生とか中学生の頃
私の周りには、
小田実の「何でも見てやろう」に触発されて
若いときにバックパッカーをやった大人たちが
たくさんいた。


私は同年代の友人と話すよりも
インドやらシベリアやら東南アジアやら
中南米やらを
バックパックで周った人たちから
話を聞く方が面白くて

いつも、失敗談やら武勇伝やらを聞いていた。


いわゆる、沢木耕太郎の「深夜特急」の世界。


そして、
いつか私も・・・・と思いを馳せていた。



最初に私がバックパッカーとして一人旅をしたのは16歳の時。
北海道周遊だった。


年齢バレルけど
当時はまだ国鉄で青函連絡船時代。


上野から夜行列車にのり、
青函連絡船に乗り換え、
再び、汽車で函館に向かう。。。


明け方に函館につき、
朝市で海鮮丼を食べ、
ここが北海道か~と感動したのを覚えている。



今みたいにネットはないから
時刻表とガイドブックを持ち歩いて、
いろんなところを訪ね歩いた。


神威岬、小樽、札幌、富良野、
襟裳岬、旭川、釧路、摩周湖に阿寒湖。
野付半島、知床半島、
礼文島に利尻島・・・


翌年に心臓の手術を控え
もしかしたら、人生が終わってしまうかもと思っていた私は
高校生としてできる限りのことを楽しんだ。


結果的に、手術はうまくいき、
私はこれまでの体とは全く違う
健康体を手に入れた。


そして、これなら、世界に行かれる♪と
密にバックパッカーを目指していた。


最初に海外でバックパッカーをしたのは、21歳のとき。


その前年、
20歳の時に
東大のアンデス調査団(当時の団長:大貫良夫先生)といっしょに
ペルーに行き、
クントゥール・ワシという遺跡の発掘に加わったのだが
一人で自由に旅行する時間が取れなかったため
翌年、一人で出かけて行ったのだった。


当時、リマへの往復チケットは30万円ぐらいして
バックパッカーのお財布には厳しかったが
私は小さいころからペルーへのこだわりが強かったので
リマへ直行した。


バックパッカーとはいっても、
大学の休みの都合で
この時は、2か月しか滞在出来ず
廻った国も、
ペルーとボリビアだけだったのだが。。。


それに加え、この当時、
外務省から渡航自粛令が出るほど
ペルーのテロリズム(センデーロ・ルミノッソ)が緊迫化していたこともあり
女性一人でいろんなところに出かけていくのは
ちょっとばかり危険だった。


当時大統領になったばかりのフジモリ氏
テロ対策を必死にやった結果、
ペルーはあの頃とは全く違う国になったと思う。


フジモリ批判はいろいろあると思うけど
私は、彼のおかげで
大変化を遂げたペルーを見ているので
これまでの中では、非常に優れた大統領だったと思う。


で、話はそれたが
そのあと、本格的にバックパッカーをしたのは
25歳になってから。


最初にメキシコに来て、トゥルムに感動したのは
その時のこと。


当時、メキシコペソ暴落した直後だったので
メキシコの物価は信じられないほど安かった。

で、安かったとはいえ
私は完全に計算を間違えて現金を持参していて
よくよく考えると、
ホテル代も、遺跡の見学代金も、移動代も、全部入れて
一日に1000円ぐらいしか使えない計算だった。



だから一日300円とか500円ぐらいの宿に泊まり、
100円とか50円とかの定食やランチを食べて過ごす日々。。。


メキシコの有名なレストランなんて、
行きもしなかった。笑


当たり前だが
当時はインターネットなどというものは存在せず
私たちの情報源は
地球の歩き方か、当時英語版しかなかった
ロンリープラネットだった。


日本でロンリープラネットなど手に入るはずもなく
(丸善で買えたけど高かった)

メキシコに来てから
バックパッカー宿に誰かが置いて行った本を
むさぼるように読んでは
情報を得ていた。


あるいは、宿で一緒になった
バックパッカーたちに
いろんな話を聞いていた。


私は文化人類学を専攻していた関係で
遺跡を巡ることを目的に
バックパッカーをしていた。


だから、有名な遺跡は
なんとしてでも回りたい!という気持ちがあった。


とくにパレンケに行ったときは
ヤシュチランボナンパックには絶対に行きたいと思った。


今でこそ、マイカーでヤチュチランやボナンパックに行かれるらしいが
当時は、ほとんどツアーもない状態。。。


パレンケの町で何日も待って
やっとのことで
両方の遺跡に行くことができた。


当時は悪路だったので
ヤシュチランとボナンパックを両方見て
パレンケの町に日帰りすることなどできず


ボナンパック入口の
ものすごーーーーく小さな村で
テントを張って野宿し、
翌朝2時間ぐらいかけて
ボナンパックまで歩いた。


でも、それだけの価値がある
美しい遺跡だった。
ボナンパックのブルーの壁画は
今でも目に焼き付いている。


そして、そのあと、さらにいろいろ回って
カンクンにたどり着いた。


当時のカンクンも、今と同じでとても値段が高くて
バックパッカーが止まることなどできなかった。

したがって、カンクンの目の前にある島、
イスラムヘーレスに宿泊した。
(今はイスラムヘーレスも結構高級リゾートになっちゃいましたが)


そして、その島で
トゥルムという遺跡の話を聞いたのだった。


このままグアテマラに抜けるなら
絶対にトゥルムに行った方がいいよ。。。と言われ

私は、カンクンからベリーズに行く途中でバスを降り
トゥルムの遺跡に向かったのだった。


その時の感動は、ちょっと言葉では表せない。


それから20年もたって
ここに住もうと思っちゃうぐらいの衝撃だ。


カリブ海の美しさ
遺跡の持つパワー、
やっと帰ってきた~みたいな安心感。。。。


私の第一の心の故郷は
ペルーのクスコなのだが
それに負けずとも劣らない衝撃だった。


あの時の感動が忘れられず
今、私はここ、トゥルムにいる。


メキシコが好きだからでも
マリンスポーツが好きだからでも
ヨガが好きだからでもない。


トゥルムという、この土地が好きだから
ここにいる。


はっきりいって20年前のトゥルムとは
ベツモノで、ものすごい発展を遂げている。
遺跡に訪れる人の数は
信じられないほど多い。


ある統計によれば、
チチェン・イツァを抜いて
訪問者数がメキシコトップになったらしい。


でも、トゥルムのエッセンスは変わらない。


どれだけ人が増えても、
どれだけスーパーができても
たとえセブン・イレブンがあっても。。。


これからトゥルムがどんな変貌を遂げていくのかわからないけれど
一緒に歳をとっていきたいと思う。


一生住む土地をこんな風に決めていいのか?と自問するときもあるけれど

私は、若いときに本当にいっぱい旅行したので
もう、どこにも行かなくてもいいや~というぐらい
どこかで満足してしまっている。


もちろん、憧れのバルセロナにも
ノルウェーにもエジプトにも行ってみたい。
メキシコ国内でもまだ旅行していないところがいっぱい。
インドに行って、本場インドカレーを食べてみたいとも思う。
(私は行ったことがないのにインドカレーフリーク)


でも、若い頃みたいに
どうしても!!!っていう感じではなくて
まあ、チャンスが巡ってきたら
行ってみるかな~という程度。


歳をとってからの旅行も
すごくいいと思う。
経済的に気持ち的にも余裕があるだろうし。



でも、若いときにヒーヒー言いながら
ハチャメチャに回る旅は
やっぱりかけがえのない経験だったな~と思う。



若い人に何か聞かれると
ついつい、旅をススメてしまう。


あんなに時間が自由になって
体が動く時期って
そうないと思うから。。。。







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2015年9月18日金曜日

カバジェーロ・デ・メヒコ Un caballero de Mexico!

今年の6月から
毎晩、約15キロの道のりを
サイクリングしています。


正直なところ、私は運動が苦手。。。


小さい頃、心臓が悪くて
運動するとすぐに苦しくなった記憶が抜けず
持久力もゼロ。


なんですけれど・・・・

ホテルでじっとしていると
どんどんデブになっていくので
何とかしなくては~と思って
スタートしてみました。


とはいえ、
日中は、仕事があるし、
日差しが強すぎて、
とても自転車をこぐ気分にはなれないので
夜限定です。


こっちの道路は、街灯が全くないので
きちんとした自転車ライトをつけないと
とても危ないです。


しかし、ライトをつけると
すぐに盗まれるので(笑)
明るめの懐中電灯を手持ちして
運転しています。


でも、
暗闇で自転車を運転しているところを見たオーナーから


「あれじゃあ、前から見えても、後ろから見えないからダメだ!
工事現場の人が使うみたいなベストを買え!」と言われました。


だけど、さすがに、あのベストは。。。。汗


というわけで
日本から自分の身に着ける蛍光のアームバンドを取り寄せ
今は、それを身に着けて運転しています。

なにせ、バックライトも反射板も
つけておけば簡単に盗まれちゃうもんですから・・・
自分の身に着けておけば
取られる心配なし!
(強盗にあったらオワリですけどね。。。)



今回、このアームバンドを買うに当たっては
日本でネット通販したものを
代行で海外に発送してくれる
御用聞キ屋」さんを使わせていただきました。



いくつか、いろいろなお店で買い物をしても
手数料ナシで全部まとめて梱包して送ってくれるので
とっても便利♪



しかも、今回は、メキシコの休日が
一つも重ならなかったので
なんとEMSで発送してから
トゥルムの郵便局に届くまで、
たったの一週間でした。


今までで最短!


これまでは、セマナ・サンタ(イースター)に重なっちゃったりとか、
いろいろあって、
一週間では届かないことが多かったのですが
メキシコの郵便局も
祝日さえなければまじめに働いてくれることが発覚!笑



有難いことです。



で、
この届いたアームバンドですが・・・


当然ですが、トゥルムには売っていませんので
ものすごく目立ちます。


そして、これをつけてサイクリングをしていると、
いろんな人に
「それなに?」「何のためにつけてるの?」と
聞かれます。笑



今から1か月ぐらい前、
急にガタンと音がして、
自転車のチェーンが外れてしまったことがありました。



やり方は知っているので
自分で直そうとしたのですが
今回ばかりは、何かがひっかかっていて
全くうまくいきません。。。。


そこへ、
メキシコ人の男の子が通りかかり、
手を油でギトギトにしながら
何とか直してくれました。


たぶん20歳前後でしょう。


彼の自転車は、私のママチャリとは違い
かっこいいマウンテンバイクで
自転車の整備は手馴れている様子でした。



チップを払わなくちゃ!と思って
お金を出したところ


「そんなの受け取れない」と突っぱねます。


なんと!!
こんなところで、こんなに若いカバジェーロに出会えるとは!
ちょっと感動!!

カバジェーロ(Caballero)というのは、
英語でいうジェントルマン、つまり、紳士。

紳士淑女の皆様。。。という呼びかけには
ダマス・イ・カバジェーロス(Damas y Caballeros)といいます。

またトイレ表記も
男性用はCaballeroで、女性用はDamasになります。


で、メキシコでは
レディファーストで
女性をサポートしてくれる男性のことを
Caballeroと呼びます。


そして、
女性が重たい荷物を持っていても助けようとしない男性や
乗り物で席を譲らない男性がいると


「ここにはカバジェーロがいないね!」と
女性たちが嫌味を言うわけです。笑


うちのホテルでも
女の子のスタッフが重たいものを持っているのに
誰も助けてくれないと


「なんてこった!
メキシコからはカバジェーロがいなくなっちゃったよ」と


よく冗談を言っています。


というわけで
さりげなく自転車を直してくれて
お礼も受け取らないスマートさは
まさに、カバジェーロでした!


名前を聞き、何度もお礼を言って別れました。



彼はビーチ方面に走っていき、
私は、トゥルムの町方面へと向かいました。


そのあと私は、
チェーンが外れないように。。。。と
恐る恐る走っていたのですが

しばらくして
いきなり後ろから声をかけられました。


さっきのカバジェーロです!


暗い中でよくわかったね?といったら
私のアームバンドが目印だったと。笑


そして、ものすごいスピードで私を追い抜いていきました。


競輪でもやっているのか?というぐらいの
ものすごいスピードでした。


トゥルムの町で
あんなふうに自転車を乗りこなす子がいるとは
驚きです。。。。



そして、、、、、昨日のこと。


サイクリング中に、
いきなり後ろから声をかけられました。


あのカバジェーロでした!


またもや、アームバンドで私のことが分かったそうです。笑


そして、今回は、なんと
一緒に走って目的地まで送ってくれました。


なぜかというと、
つい最近、自分の村に住んでいる妹さんが
強盗に襲われて
殺されてしまったから、
女性が一人で夜に自転車にのっているのは怖いというのです。


彼の村は、タバスコ州という遠いところですが
近年、麻薬関係の事件が多くなり、
ものすごく治安が悪くなっているそうです。


それに比べたら
トゥルムはまだ安全だから
問題はないけど
夜のサイクリングは気を付けてね・・・・と言われました。


有難き忠告。
さすがカバジェーロ。


でも、大切な家族を強盗に殺されてしまうなんて
どういう気持ちになるのか想像もつきません。

メキシコのことだから、
きっと強盗は捕まってないでしょうし。。。。



トゥルムは、メキシコとは思えない安全な場所ですが
それでも、メキシコはメキシコ。
みんながみんな、カバジェーロではありません。


気を引き締めて行こうと思います。






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2015年9月17日木曜日

子亀さんたちの厳しい旅立ち

子亀の孵化がピークに達しているトゥルムです!
毎日のようにどこかで子亀が出てきて
レンジャーさんはとっても忙しそう。。。。


昨日は、シャンバラ・プチ・ホテルにあった
亀の巣から、子亀が出てきたので
うまく撮影することができました!


光に向かってまっしぐらに歩き
上から仲間が乗ってこようが
何が起きようが
必死に進む姿は感動です。









そして、海藻の上を必死で歩き
波に乗って(というか飲まれて?)、
海に帰っていきます。。。







私自身が海の中に入って
ライトで誘導しないと
ビーチ沿いにある明かりに向かって
どんどん海と反対の方に進んでしまうので


海に背を向け、
ずぶぬれになりながら撮影してます。笑



地味ですが、結構体張りました!





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オーストラリアからのお客様

トゥルムはアメリカやカナダから近くて
時差も少ないため
北米のお客様がほとんどです。


でもヨーロッパからのお客様もけっこういます。
多いのは、ドイツ人。
そして最近増えてきたのが
ノルウェーやスウェーデンなどの北欧諸国の方々。



しかし・・・・
オーストラリアからは結構珍しいです。


なんといってもスっごく遠い!


たぶん、成田から来るより遠いんじゃないだろうか?


シドニーからロサンゼルスまで直行で15時間ぐらい。
そこからダラスに飛んで、乗り換えて、カンクン・・
そして、カンクンからトゥルム・・・・

絶対日本からより遠い!!


それでも、ヨガをしに
わざわざ来てくださいました!!



シャンバラのヨガスタジオは
スタジオ内に2本のヤシの木が生えているのですが
それが気に入ったご様子で
とっても喜んでくださいました。




こちらが二本あるヤシのうち、株が大きな方。





手前に見えるのが大きな株のヤシで
後ろ側に柱のようにまっすぐ立っているのが
二本目のヤシ






外から見ると屋根から幹がニョキっと
突き出しているのがわかりますでしょうか?














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2015年9月16日水曜日

チレ・ワヒーヨ Chile guajillo

チレ・ワヒーヨ(Chile Guajillo)というのは
メキシコ料理の中でよく使われる唐辛子です。

しかし、ユカタンではほとんど使われることがなく
むしろ、中央部、北部で使われます。


チレ・ワヒーヨは、
生のときは、チレ・ミラソル(Chile Mirasol)といい、
乾燥させると、チレ・ワヒーヨになります。



乾燥させたチレ・ワヒーヨの表面は
他の唐辛子のように
シワシワにはならず
つるっとしていて、明るい赤色です。


チレ・ワヒーヨは、
玉ねぎとにんにくとクミン・シードを合わせただけでも
シンプルなソースになり、
肉料理、卵料理、魚料理などに使われます。


しかし、赤いトマトとの相性が抜群で、
赤トマトとチレ・ワヒーヨを組み合わせたソースは
もう、それだけでスープで飲めてしまうほどおいしいです。


チレ・ワヒーヨは、全然辛くないので
辛いのが苦手な方でも、楽しんでいただける唐辛子です♪



チレ・ワヒーヨと赤トマトのソースの基本は
トマト1つに対して、チレ・ワヒーヨが4本という組み合わせ。
それに、お好みで
玉ねぎをちょっととにんにくの小さなかけらを一つ。。。という感じです。





まずは、きれいに洗ったチレ・ワヒーヨ(種と芯はそのままで、ヘタだけとる)
赤トマト、にんにく、玉ねぎを鍋に入れ
お水をひたひたに入れます。
(今回の分量はチレワヒーヨ20本、トマト5個、
玉ねぎ1/4個、にんにく大1片。
これてソースが1リットルぐらいできます)






そして沸騰してから8分ほどゆで続けます
ゆでている最中に
トマトをトングで取り出して、
皮をむき、また鍋に戻します。



そしてゆで終わったら
ゆで汁をあまり入れないようにして
中身だけをミキサーに入れて
回します。

少し水分が足りないと思ったら
ゆで汁を足してください。

混ぜ合わせたら、漉し器をつかって
ソースを漉します。


種や唐辛子の皮などを全部取り除きます。
このソース、洋服につくと
色が残りますから、気を付けてくださいね~




そして、出来上がりはこんな感じ!
ケチャップみたいな色ですね!
でも、唐辛子のダシが効いていて、
スっごくいいお味なんです♪






メキシコでは、よくアルボンディガ(Albondiga)という
肉団子のソースに使います!






こちらが、その肉団子!といいたいろころですが
これは、肉団子じゃないんです!
シャンバラ・プチ・ホテルでは
お肉は提供していませんので
ベジタリアンなアルボンディガ。
なんと、レンズ豆をつかったお団子なのです~♪





このソース、
肉団子はもちろんですが
豆腐ハンバーグとか
ステーキとか
焼き魚とか、
コロッケとか、とんかつとか。。。
和風お料理のソースにも合いそうです!!!

ちなみにポーチドエッグ、目玉焼き、
スクランブルエッグにかけても
おいしいです!メキシカンな朝食になりますね♪


また、野菜を入れて煮込んでも
おいしい野菜スープになりそうです。


ひき肉とこのソースをちょっと炒めて
トルティーヤの上にのせたら
立派なタコスにもなりますね~



というわけで、
いろんなお料理に使えるチレ・ワヒーヨソース!


メキシコ在住の方、せっかくメキシコにいるんですから
ぜひぜひ作ってみてください!







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