2016年3月29日火曜日

パスクワ(Pascua)が終わり。。。。

パスクワ(Pascua)とは、スペイン語で
イースターのことです。

パスクワの日を含む一週間を
セマナサンタといい、
イースター当日はパスクワと言います。


スタッフたちに
パスクワには特別な料理はないの?と聞いたところ


ない・・・


と言います。


でも、セマナサンタの間は
肉が食べられないので
魚や野菜料理が中心になるとのこと。


なかでも
ユカタンでは、チャヤ(Chaya)という薬草を使った
タマレスが好まれるそうです。


タマレスとは
このブログで何回も出てきている
トウモロコシの蒸しパン。

まあ、ちまきのコメの部分が
トウモロコシとラードを和えたものになっている。。。

といえばわかりやすいでしょうか?

一般的には、鶏肉や豚肉を具にして
作られますが
セマナサンタでは、肉が禁止なの
その中身をチャヤにするというわけです。


チャヤというのはユカタン特有の野菜というか
薬草で、
英語だと、ツリー・スピニチといいます。
つまり「木のホウレンソウ」

なぜかというと
葉の感じがホウレンソウに似ている・・・と
言われるからです。


正直、そんなに似ているとは思いませんし
葉は、ホウレンソウよりもずっと堅いです。



実際の葉はこんな感じ。








チャヤの木はこんな感じです。
そんなに高く大きくなる木ではありません。
最大でも3メートルぐらいでしょうか。。。








このチャヤを卵と炒めて
それをトウモロコシの生地で包んで
蒸したのが、チャヤのタマレス。



持ってきて~食べてみたい~
とお願いしましたが
翌日すっかり忘れられていました。笑


まあ、そんなもんですけどね。いつものことです。





2016年3月28日月曜日

トマトの花が咲きました♪

友達から苗をもらい
何気なく植えていたプチトマトが
なんと花を咲かせました♪








なんとも可憐です♪


急に30度を超えるひが続くようになったトゥルムですが
まだ春なんですよね。。。。



そして、春を象徴するもう一つの花は
アーモンド。


アーモンドと言っても、
いわゆる、私たちが普通に食べるアーモンドじゃなくて
シー・アーモンドと言われる
別の科に属するアーモンド。

日本だと、シクンシ科に属するんだそうで
沖縄などの南の方で育つみたいです。









ふつうのアーモンドの花は
桜に似たピンク色ですが
シー・アーモンドは、小さくてかわいい花です♪




そして、
私が最も力を入れている
アボカドも元気に成長中!





早く大きくならないかな~


とっても楽しみです。









2016年3月26日土曜日

ちょっと悔しい。。。。

シャンバラプチホテルでは
昨年より、ランチ、ディナーのすべての食事を
グルテンフリー、デイリーフリーにしています。

つまり、小麦粉は一切使わず
牛乳、チーズなども一切使わないわけです。


料理関係はなんとかなるとしても
問題は、デザート。


グルテンフリー・デイリーフリーにしてからは
デザートのほとんどがシャーベットでしたが
それではつまらない。。。ということで

いろいろ試行錯誤が繰り返されました。


そして、
ケーキ作りが趣味の私にも依頼がきたので
私自身も調べて
いろんなものを試しました。


そうして、
メニューになったのが
ニンジン&ココナツスパイスケーキでした。



すでに何度かお客様にお出しし
お客様からは大変喜ばれていたのですが
昨日、オーナーから


「これはやめる」


と言われてしまいました。


なぜかというと
焼き上がりが安定しないからです。



ケーキ作りが専門でないシェフたちは
ケーキを作るときに必要な
最低限の知識すら
身につけていません。


私が作り方を教えても
勝手に手順を変えてしまったりするのです。



料理であれば
多少の順序の入れ子は許容できます。


でもケーキの場合
ちょっと間違えると
全く膨らまなくなったり
脂っこくなったり、
固くなったりします。


何度も根気強く教えたのですが
どうしても、重要性を理解してもらえず・・・・



オーナーから
今日はお前が全部作って
誰にも手伝わさせるな・・・と言われました。



なので、料理人たちを前に
説明しながら
全部私が一人で作って見せました。


なので
絶対に上手に焼きあがるはずだったのです。



が、しかし。。。。。


オーブンに入れて安心した私は、
焼き上がり時間に来ればいいと思い、
その場を離れてしまったのです。



そして起きた悲劇は
なんと、焼いている間に何度もオーブンをあけられていたということ。笑


ケーキ焼いている間に
オーブンを開けるなんて
そんなアホなことはしないだとうと思い込んでいたのですが
どうやら、彼らはいつもそれをやっていたようです。笑



もう、その時点で
基本的な認識が違っていた。。。。



これじゃあ、うまく焼けるわけがないですね。。。


どんなに材料の混ぜ方を
順番通りに教えたって、
これをやっちゃったら、元の子もない。



結果的に、ケーキはうまく焼きあがらず
オーナーに


「お前が作って、この仕上がりだったら
他の人間に作れるわけがない。
二度とこのケーキは出さない」


と言われてしまいました。


いや、今日は、ちょっと事故があって。。。
とは言ってみたものの
オーナーは聞く耳を持たず。


そりゃそうです。
どんな経過があったとはいえ
結果がすべて。


今日、お客様にお出しできるケーキを
作れなかった・・・
その事実は変わりません。



だけど、悔しい。。。すごく悔しい。。。。


何度も何度も夜中に試行錯誤して
何度も何度も上手にできる方法を考えて
シェフたちの、学ばない態度に何度もブチ切れながら
それでもなんとか形になってきたケーキだったのに


今日のこの失敗で
あっけなく、メニューから
デリートされてしまった。。。


努力が水の泡になった気がして
あまりにも悔しくて、夜寝られないぐらいでした。


でも、夜中にいろいろ考え


どんなに悔しくても
自分がこの現実を引き起こしたのだから
何か意味があるはず。。。と思いました。


そして、このケーキが
メニューからデリートされたことにおけるメリットを考えると・・・・


いっぱいある!!!


なにより、ストレスが減る!!!笑




実際には、
このケーキのレシピをシェフたちに教え始めてから
シェフたちとの摩擦が増えていたんです。


ケーキ作りを教えるという役割がなくなったら
かなりストレスが減りますし
シェフたちも、私の指摘に
いちいちムカツクことはなくなるでしょう。笑


オーナーに毎週毎週
「なんで、今日はうまく焼きあがらなかったんだ?」って
理由を聞かれて、
事情聴取して、原因を探る必要もなくなるし。。。


なんだかんだで
丸く収まったのかも。。。と思いました。



オーナーが
気軽に「なんか考えて」といったのを
私が重く受け止めすぎて
まじめにやりすぎて
勝手に重く頑張っていたんだな~というのも実感。


オーナーに頼まれたことを
やりすぎるほどやりすぎて
却下/否定されることが多く、
そのたびに、
「なんだよ、言われたからやったのに!」と反発することが多いのですが


その、やり方が
オーナーの言う温度感と方向性とは
全く違っているということに
気が付かないというのが問題でした。


本当にオーナーが欲していることは何なのか、
自分で勝手に
「きっとこうだろう!」と思わず
ちゃんと、意図をくみ取らないと。。。と
改めて、感じたケーキ事件でした。


せっかく、おいしいケーキだったのに残念!


重くならない程度に、また何か考えようっと♪
















2016年3月24日木曜日

ありえない家具

最近、新しい大工さんと知り合いになり
いろんな家具を頼み始めたオーナー

最初はキッチンで、その次は
ヨガスタジオ・・・

どんどん、便利な家具が増えてきました。


そして。。。。


今度やってきたのは
ビーチフロントのお部屋に置く、
クローゼット。




見た目はよくありがちなクローゼットです。





が、しかし。。。。。



今回は驚くような仕上がりだったのです。


何がびっくりするって
ハンガーをつるす場所に手が届かない!笑





身長が180センチ以上あるオーナーですら
手が届かない位置に
ハンガーをかける棒が設置されているのです。笑



だれが、どうやって、この家具を使うというんでしょう???


大工さんが住んでいる村は
巨人だらけなのか?笑



ありえない作りに、
オーナーも私も絶句。


大工さんたちは


「ほんとだ!!!高すぎたね~」と
無邪気に笑うだけ。。。


前の大工さんよりは
だいぶまともなんだけど
でも、なんぼなんでも
こんな設計ありえないでしょう?


背の高い家具を作るなら
上に棚を作って
洋服をかける所は、下に作らないと。。。笑



文句を言ってみても、後の祭り。。。


その場では直せないということになり
お客様には踏み台を使っていただくことになりました。笑


なんだかな~


メキシコってありえない国ですね~







2016年3月23日水曜日

セマナ・サンタ

とうとう、始まりました!
カトリック諸国では大型休日のうちの一つである
セマナ・サンタ。

英語だとイースター。

日本語だと、復活祭といいいますね。


イエス・キリストが
十字架にはりつけにされたあと、三日後に復活したことを祝う
お祭りなのです。


アメリカだと、
庭にばらまかれた卵を
子供たちが必死に拾うゲームをするイメージがありますね。


そしてウサギ型のチョコレートが
スーパーにいっぱい並ぶことも。。。


ウサギも卵も、多産、繁栄を象徴するということで
復活祭にちなんで、珍重されるんだそうです。



私が住んでいるトゥルムでも
ウサギや卵の形のチョコレートが
スーパーに並んでいたりしますが


みんなが最も興味を示すのは連休!


基本的には木曜日からイースター当日の日曜日まで
連休になるのです。


でも、それにあやかって、
ほとんどの人がもっと休みをくっつけるので
2週間ぐらい休んで、
旅行に行ったりします。


まさに、日本のゴールデンウィークみたいな感じです。


この時期は
飛行機から宿から
とっても混みますし、
値段も上がるので、気を付けないといけません。


トゥルムの町の人も
一般的には休みますが
ほとんどの人が観光業で食べているので
ほぼ通常通りの営業になります。


とくにメキシコ国内の観光客が増えるので
大忙しになります。


でも、実は
メキシコ人観光客は、あんまり歓迎されないのです。。。

なぜなら、ほとんどの人がチップを払わないから(笑)


トゥルムのレストランやホテルでは
基本給がとても低く設定されており
チップが最大の収入源なのです。


なので、チップをほとんど払わない
メキシコ観光客は、
サービスのし甲斐がない。。。と思われてしまうようです。


実際、メキシコ人観光客で
私もひどい目にあったことがあります。


カップルがやってきて
1部屋使いたいというので貸したら、
なんと、友達を8人もつれてきて
ビーチで寝泊まりし、
シャワーは、その一室だけを使うのです。


「8人でお使いになるなら
4部屋分のお支払いになります」


というのですが


「部屋で寝るのは二人で、
あとの6人はビーチに来ているだけだから」


と言い張るのです。


さすがにあり得ないので
一晩だけで、
次の日は強制的にチェックアウトしていただきました。笑



チップどころの騒ぎではありません。笑


みんながメキシコ人の宿泊を嫌う意味が
その時に初めてわかりました。笑



お国柄、いろいろありますね~



それでは、メキシコにいる皆さま
よき、セマナサンタを!










2016年3月20日日曜日

風が強い日

2月の下旬に急に気温が上がって
暑くなりはじめてから
風が強くなり始めました。


毎日、毎日
本当にすごい風で
ホテルの部屋の中は砂だらけ。。。。

壁も、窓ガラスも
とにかくすべてが砂だらけになります。


海藻もいっぱい漂着するので
スタッフがこうやって一生懸命かき集めては
砂に埋めていきます。






で、風が強いときは
誰が喜ぶかというと
それは、カイトサーファーたち。


砂浜の向うの方まで見えるいくつものパラシュートは
全部、カイトサーフィングです。


確かに、風が強いと
ものすごいスピードがでて
面白そうです。


ときどき、風にあおられて
陸のホテルの屋根とかに
パラシュートひっかけちゃう人もいますけど。。。。笑


トゥルムは、波がそれほど強くないので
サーフィンには向かない場所ですが
風のある時のカイトサーフィンは、
かなり手ごたえがあるようです♪


マリンスポーツに興味のある方は
ぜひぜひ試してみてくださいませ♪




お誕生日♪

うちのホテルで一番の古株、今年でシャンバラにきて11年を迎えるスタッフが
なんとお誕生日を迎えました。


オーナーに
「明日、ケーキ買ってきてください!」といったら


「君のケーキがトゥルムで一番おいしいだろう?」と言われ
夜中に強制労働。笑


日中は、シェフたちが
昼食と夕食の準備でキッチンをフル活用しているので
私がケーキを焼くとしたら
ディナーが終わった夜中の9時過ぎなわけです。


しかも、急に言われたので
生クリームなどの準備がなく、


スタッフにメールして
「明日この生クリーム買ってきて!」と
写真付きでお願いしました。


が、しかし。。。。


こともあろうか、
そのスタッフ、見事に買うのを忘れてきました。


まあ、嫌な予感はあったんだけど。。。。笑



で、こんな感じの焼きっぱなしケーキで
御祝をすることになりました。
こちら、誕生日を迎えた彼女が大好きな
ニンジン&ココナツケーキ。





ハート型に抜いたニンジンは
お砂糖で甘く煮て、ニンジングラッセにしてあり
これをクリームのデコレーションの上に飾る予定だったのですが
クリームがないので直置き。笑



お誕生日の歌を歌い
ろうそくを消した後は
お約束のケーキかぶりつき。






生クリームを忘れてきたスタッフは


「ほらね!これをやるとき、
顔がクリームだらけにならないように
気を使って買ってこなかったのよ!
よかったね!」


とぬかし


みんなから

「うそつけ!!!!」と
総ツッコミを入れられていました。笑



お誕生日を迎えたスタッフは
どう見ても私より年上なんですが
実は10コも年下なんです。。。。笑


最初ずっと敬語を使っていて
後から年を知って、ため口に切り替えました。笑


その夜は、
彼女の家で大パーティーがあり、
ほとんどのスタッフが招かれ、
翌日は一睡もしないで仕事に来て
完ぺきにこなしていました。


メキシコ人の、このパーティーのあとのパワーって
本当に信じられないんですよね。。。


どうして、あんなに飲み明かし、踊り明かした後に
ふつうに働けるのか。。。。笑


やっぱり、いっぱい食べてて
太ってるからなんですかね?笑


私だったら、絶対無理です。


私は、お酒も飲まないし、
パーティーという場が
あまり好きじゃないので


申し訳ないのですが
呼ばれても絶対に行きません。
丁重にお断りします。



最初は、パーティーが嫌いというのは
信じられなかったようで
オーナーも、スタッフも
あの手この手で誘い出そうとしていたのですが
とうとう諦めてくれました。


でも、酒も飲まない、踊らない、パーティーにも行かずに
どうやって息抜きしているのか、
とても興味を持たれていて


密かにどこかに行っているんだろう・・・と
陰では疑われているようです・・・・・笑


メキシコ人からみると
私みたいなのは、
本当に奇人変人みたいです。笑


ペルーでフィールドワークしていたときや
バックパッカーでラテンアメリカを回っていたときは

結婚式やら、なにやら
いろんなものに付き合わされて
本当に散々だったので
あれが教訓です。


ペルーにいたとき
標高4000メートルの山の上で
お酒を飲まされて気絶し、
みんなに担いで下山してもらった時
(下山の記憶なし)に


「本気でやめよう」と思いました。笑


有難いことに
無くても生きていかれる体質なので
特に無理はしていません。


お酒が飲めないというと


「人生の80%損しているね」
なんて言われたりしますが

たぶん、
飲めない分、
得していることもいっぱいあると思うんですよね~
個人的には。


まあ、それぞれの人の価値観の違いですから。



さあ、次のスタッフの誕生日も、もうすぐ。。。

またケーキ注文されるだろうから、
準備万端にしておかないと♪



























2016年3月18日金曜日

営業時間

トゥルムの町にある
タトゥー屋さんの看板です。








何が書かれているかというと



「営業時間

来たら店を開けます。
帰るときに店を閉めます。

もし、私たちがいないときに
あなたが来たとしたら
それは私たちが会わないということ」



これで、商売成り立ってるのか?笑



変なタトゥー屋さん。。。

あんまり開いているところを見たことが無いので
ものすごく気まぐれにやっているのかもしれません。笑











2016年3月17日木曜日

お酒が買える時間帯

先日の3月11日で
私がトゥルムに来てから
なんと丸二年が経ちました。


約20年前に2度観光で訪れ
その後、必ず戻ってくると誓いを立てた土地、トゥルム。。。


私の机の前には
いつもトゥルムの写真を張っていました。


本当のことを言うと


当初の自分のプランとしては
日本でしっかり働いてお金を貯めて
日本人ペンションかなんかができるような状態になってから
老後に来るつもりだったのです。笑


でも、いろいろいろいろあって
「もう、日本を飛び出すしかない!」という状況に追い込まれ


何も考えずに、チケットを買ってしまったのでした。


スーツケース一つでカンクンの空港に到着し
シャトルに乗って、恐る恐る向かったトゥルムは
私が思っていた以上に発展を遂げていて
とてもびっくりしたのを覚えています。

セブンイレブンまであるんですから!!!


1年間は仕事がなくても大丈夫。。。という貯金をもって
来ていましたが
まさか、到着して一か月で仕事を得て
ビーチに住めるようになるなんて
当時は考えてもみませんでした。


このホテルで
約2年も働かせていただいているということは
本当に本当にありがたいことです。


言葉もまともにできず、
しょっちゅう、ホテルの中のことに意見する私は
どう考えても、面倒くさい従業員です(笑)



そもそも、オーナーとけんかするなよって感じですが
どうしてもやっちゃうんですよね~。笑


でも、そうやってぶつかるたびに

「違う違う!
私が居てやってるんじゃなくて
私が置いてもらってるんだ!!!」


ということを思い出すように訓練しています。


勘違い野郎にはなりたくないので・・・笑



で、


2年もたてばたいていのことは知っているつもりでしたが
全然知らないことがありました。


それは、トゥルムでお酒が買える時間帯のこと。


私は全くお酒を飲まないので
知らなかったのですが

日曜日はお昼の12時までしか
お酒が買えないんだそうです。

スーパーでもコンビニでも。


レストランやバーで飲むことはできますが
買うことはできないんだそうです。


なぜかというと

日曜日にトゥルムの人々が飲んだくれて、
月曜日に仕事に行かれない・・・ということが相次いだので
そういう条例ができたとのこと。笑


そんな話、ありえますか??って思いますけど
あり得るんですね~ メキシコなら。笑



そうそう、先日スーパーに行ったら
トゥルムビールがズラーっと並んでました。
絶賛売り出し中のようです。



このトゥルムラベルのビールは
私がトゥルムに来た年に売り出し始めたビールなので
なんだか、親近感♪
って、飲めませんが。。。






というわけで、みなさん
たとえ観光客であっても、
日曜日のお昼の12時以降は
スーパーなどでお酒は買えませんので
お気を付けくださいませ。笑













2016年3月16日水曜日

ビーチの結婚式♪

メキシコでもっともにぎやかな観光地
カンクンを訪れる日本人のほとんどが
新婚旅行といわれていますが

やっぱり、
ターコイズブルーに輝くカリブ海で
ウェデングパーティーがやりたい!ウェディング写真が撮りたい!というのは
世界中のカップルが思い描く夢みたいです!


日本人に限らず
本当にいろんな国から
新婚カップルさんがお見えになります。


先日は
二軒先のホテルで
大規模な結婚式が行われました。


ものすごく風が強い日だったのですが
白いテントがいっぱいビーチに作られ
結婚の宣誓を行う舞台も作られ。。。。





と、そこまではよかったんですが


昼の2時ぐらいから、
ものすごい大音量で、ディスコミュージックが流れ始め
マイクテストが始まり、
とっても嫌な予感がしました。。。


そして、それは的中!


なんと、夜中の2時まで
ノンストップで、大音量の音楽が
ビーチに垂れ流し。。。笑



夜中の11時を過ぎた時点で
オーナーに


「まだ結婚式やってます!すごい大音量です!
何とかしてください!」


と、連絡したら


「トゥルムのビーチでは
夜中の2時まで結婚式やっていいことになってるから
どうにいもならない」



と言われました。


そんなことってありますか?
夜中の二時まで許可がある??ありえない・・・・泣



というわけで
なんとも寝不足で頭の痛い朝を
迎えることになったのでした。


今までもビーチでの結婚式は
何度も見ていますが
そんなに近くではやらなかったので
音はそれほど気にならなかったのです。

でもさすがに二軒先だと
まさに敷地内で音楽をかけているかのような
大音量。。。


できれば、近くではやらないでいただきたい。。。笑


もともと、うちのオーナーは
アカプルコで
結婚式のコーディネーターをやっていた人なので
その経験を活かし、
シャンバラでも何度か結婚式をやったことがあるそうです。


それで、あるカップルの結婚式をしたときは
うちのホテルのスタッフの子が
ベロベロに酔っ払った新郎にひたすら飲まされて
彼も、ベロンベロンに酔っ払ってしまったんだそうです。


そして翌朝、そのスタッフが出勤してこないので
おかしい、おかしい。。。と言っていたら


なんと、新郎と新婦のベッドの
ど真ん中に一緒に寝ていたそうです。笑


なんともメキシコらしいエピソード。。。。笑
カリブのビーチで結婚式って
ロマンチックな感じですけど

実際には、
ハチャメチャパーティーが多いようで
それもメキシコらしさなのかもしれません。笑


これから結婚される皆様
あるいは結婚しているけれど
一度はそんなパーティーをやってみたいという皆様

ぜひ、トゥルムへどうぞ♪





2016年3月15日火曜日

モノにもコトにも意味がない

大学生の時
文化人類学を学び始めて
一番衝撃だったのは、

「ものごとには意味がない、コンテクストで意味が変わる」


ということだった。


たとえば同じ植物でも、
ある文化では珍重され、
ある文化では
不吉だといわれ、
忌み嫌われたりする。


同じものなのに
文化によって意味が変わってくるわけだ。


でも、それは文化的背景だけとは限らない。


変なたとえだけれど
牛の糞が牧草地に落ちていたら
違和感はない。
そこにあるのが、当たり前だと教わっているから。


でも、牛の糞が、牧場脇のレストランの机の上にあったら?
牛が自然にそこに糞をするわけはないので
何か意図的なものを感じるだろう。


つまり、同じ牛の糞なのに
「ここにあってもおかしくない」と思うところにあれば
違和感がなく
「ここにあるべきじゃない」と思っているところにあると
嫌悪感すら覚えるのだ。


さらに言えば、
私たちの便もそうだ。
体の中にあるときは
持ち歩いてても違和感がないのに

それが一度外に出た状態で、
ビニール袋に入ったものを持ち歩け・・・といわれたら
嫌悪感を示すだろう。


同じものなのに、
ある場所が違うというだけで
与える意味が変わってくる。


つまり、


モノにもコトにも
絶対的な意味はない。


絶対的に汚いものも
絶対的にきれいなものもない。
絶対的に悪いものも
絶対的に良いものもない。


そもそも、意味を持たないのだ。


そして、モノやコトに与えられる意味は、
与える人の思い込み、刷り込み
教育、知識、文化によって
変わるのである。



考えてみたら当たり前のことだけど
そんなことを思ったことが無かったのだ。


意見が対立するとき
「人には人の考え方があるのね~」とは思っていたが


そもそも、この世に存在するすべてのものに
意味と価値がない
意味と価値与えているのは
我々ひとりひとりである。。。というところまでは
思い至らなかった。


この考え方は
私のその後の人生に大きな影響を与えた。




その後、仕事をしていく中で
上司に


「あなたが与えた意味をあなたが受け取る」
ということを教えてもらい、


どんな出来事にも意味はなく、
自分が与えたいと思った意味を与えることができるということを
学んだ。


決まっている意味などないなら
自由に考えることができる。


どうせ与えるなら、
ポジティブでいい意味を与えた方が得だ!

そうは思っていても、
これまでの刷り込みや思い込みで
ついついネガティブなことを思い描いてしまい
「失敗した~」と思うことが多々ある。


そのたびに
「違う違う!そうじゃない!」と
自分を言い聞かせて軌道修正しているのだが
まだまだ修行が必要なようだ。



で。。。。


今回リトリートでいらしたグループは
引率してきた先生のネガティブな心配が
面白いほど現実化し


いろんな意味で勉強になった。


この先生がここに来るのは二回目なのだが
去年にも増して
とてもナーバスだった。


引率してきた先生というよりは
まるで召使い?????のように
生徒さんに気を使って

問題ない?大丈夫??
足りないものは???と聞いて回っていたのだ。


そういう心配をしていると
余計にそういう現実を招くわけで

彼女は、すべての生徒さんから
毎日のように
あれが、これが。。。。と不満をぶちまけられ
そのたびに、ホテル側に
ヒステリックにいろんな要求をしてきた。


うちのオーナーは
そういうのにとっても慣れているので、
非常に紳士的に、かつとってもメキシコ風に
すべての問題に対処した。


このメキシコ風にっていうところがミソ(笑)


リトリートの先生としては
ホテル側ができないことは受け入れるしかないのだけれど
でも、納得いかなくて
スタッフに当たったり、
アシスタントに当たったり。。。。


見ていて、かわいそうなぐらい
ストレスをためてしまっていた。


そして、さらに心配して
さらに文句を言われ。。。の悪循環・・・が続いた。


最終日、先生が私のところに来て


「今までにこんなリトリートってあった?
ひどすぎるでしょう??
おかしくない?あなたどう思う?」

と言われた。


正直言って
私にはリトリートがうまくいっていないとは思えなかった。


私のところに、何かを頼みに来る生徒さんは
ちっとも威圧的ではなく、

とても丁寧に頼んでくれたし

その都度、「このホテルは本当にいいところね!」と
感謝の言葉を伝えてくれていた。

お世辞が含まれているとしても
そこには嫌味のようなものは感じられなかった。

それに、みんなとてもリラックスして
楽しんでいるように見えた。


ただ、先生だけが
一人でカリカリしているように感じた。


なんとなく気の毒に感じたので
ダメもとで
自分の見解を伝えてみた。


****

あなたは先生なんだから
ツアーガイドみたいなことしなくていいんですよ。
そんなのはホテルに任せておけばいいことです。


あなたがそうやっていちいち心配して
いろいろ聞くから、みんないろいろ言ってくるんであって
あなたがどっしり構えてたら
何の問題もないことです。


あなたがひどいリトリートだという意味を与えるなら
そうなるし
良いリトリートだった、いろんなことを学べた、
次への糧にするぞと思えば
得難い体験ですよ♪

****


そしたら
ものすごい勢いで泣き出してしまった。汗


もう50歳は超えているベテラン先生だったけれど
相当、いろいろ
いっぱいいっぱいだったのだろう。。。


でも、泣いたらすっきりしたらしく


「リトリート二度としたくないって思ってたけど
気が変ったわ!
又来るから!!!」


と笑顔になってくれた。


そしてその後は、
生徒さんたちとも和やかなムードになり
最後のディナーは
全員で写真を撮ったりして
とても和気あいあいだった。


当たり前のことだけれど
先生の心の持ちようで
グループの雰囲気は、大きく変わる。


今回は
彼女のナーバスな対応を見て
自分自身もいろいろ学ぶことができ
とてもありがたかった。














2016年3月13日日曜日

molcajete モルカヘテ

メキシコ料理といえば
サルサ!!!


サルサとは、英語ではソースという意味で
とにかくいろんな種類があります。


基本的には赤いトマト、緑トマト、唐辛子
玉ねぎ、にんにく、コリャンダーの葉などを使って
いろいろな組み合わせで作られる
辛いソースのことを指します。


メキシコの食卓には
無くてはならないとても大切な調味料。


日本で言えば
醤油みたいなかんじでしょうかね?


メキシコ人は、タバスコを使うと思っている人が
いるかもしれませんが
タバスコを置いているレストランは
観光客用で
地元の人がタバスコを使うことは
まずありません。


で、このサルサを作るときに絶対的に必要なのが
ミキサー。
メキシコではリクアドーラ(Licuadora)です。


日本では
ミキサーを持っていないご家庭はたくさんあると思いますが
メキシコのキッチンでは
無くてはならない最も基本的な調理器具です。

これがなかったら
ジュースも、サルサも作れませんから・・・


しかし、ミキサーがなかった時代は
一体どうやって作っていたのかというと
石臼です。









石臼の中に調味料を入れて
ひたすら叩いて作っていたのです。


メキシコでは、この石臼を
Molcajete(モルカヘテ)と言います。


この間、スーパーに行ったら
スっごくかわいいモルカヘテが売っていたので
思わずパチリ。






しかし、この顔・・・
豚?犬?イノシシ??
なんだろう????


メキシコ人のセンスは
よくわかりません。。。。笑


都会のメキシコ人に聞いたら
首があるから、犬じゃない?といわれ
地元のメキシコ人に聞いたら
どう見ても豚でしょ??と言われました。


私も、最初に見たときはブタだと思ったんですよ・・・
ってことは、感覚が
ローカル化してるってことですかね?笑



昔はどこの家庭にもモルカヘテがあったそうですが
今は、ミキサーが主流で
これを使う人はほとんどいないということ。


お土産品としては
人気があるようですけどね。。。ちょっと重たいけど・・・


日本でいう、すり鉢みたいなものなんだと思いますが
やっぱり、これで手作りしたサルサは
おいしいんだろうな~

いつか、自分の台所が出来たら
絶対買います!笑

豚の飾りがないヤツ!!







2016年3月12日土曜日

風が強い日のサプライズ

トゥルムのお天気は毎日違いますし
海の様子も、毎日、毎日違います。

3月に入ってからは
急に暑くなり
風がとても強くなりました。


海側から吹いてくる風は、
暑さをもたらす風で
海も非常に荒れます。

急に大きな波が来て
普段は絶対に波が来ない
ビーチベッドまで
水をかぶることもあります。


たとえば、風が強いとこんな感じ。。。。





ヤシの木がものすごいお勢いであおられているのがわかりますね?
そして、海藻がベッドのすぐ近くまで
打ち寄せられています。



打ち寄せられるのは海藻だけじゃありません。




今回は、なんとハリセンボンが
打ち上げられていました!!


死んでしまっているのに不謹慎ですが
眼がクリっとしてて
かわいい顔。。。。
ちなみに、フグ属の魚のことは
Pez globo(ペス・グロボ)と言います。





そして、こちらはブダイ。
とってもきれいな色ですが
海の中にいると、七色に光るそうですよ♪
こちらのスペイン語名は
Pez loro imperial (ペス・ロロ・インペリアル)
ロロはインコ/オウムという意味なので
皇帝インコの魚。。。という名前ですね♪






風の強い日は
ビーチを探索するのが楽しみです♪
でも、体全部、砂まみれになるんですけどね~笑




2016年3月10日木曜日

スクランブルエッグ物語

なにかとブログで話題になっている
メキシコの
というか
シャンバラプチホテルの
こだわりスクランブルエッグ・・・


ここまで何回も話題になると
みなさん食べてみたいと思うんじゃないでしょうか?


って、そんなわけないか。。。笑


朝食時は、とっても忙しくて
卵料理係のTが卵の汁を絞り出して
カラカラ・ボソボソにしているシーンを撮影することは
なかなか難しかったのですが


とうとうやりました!!


これが大量に作ったスクランブルエッグを
マッシャーでつぶしたところ。







そして、こうやって汁を全部絞りだします。笑





いや~
意味わかんないですよね。。。


卵のおいしさとジューシーさが
すべて逃げていく~



それで、この卵を
こっちでいう「ティンバル」、
日本語でいうところの「セルクル」に入れて
固めて、形を作って
お客様にお出しするわけです。











その時、
卵の上に何もデコレーションがないと寂しい、
何か考えろ!!!とオーナーに言われて
日本から取り寄せたのが

こちらの抜き型!

直径2センチ未満なので
とってもかわいく形ができます♪



今日はキキョウ型で抜いて
デコレーションしました。
オーナーは、ウサギの顔をイメージして
バゲットを二枚載せます。笑









お客様にお出しすると
「かわいいいいいいい!!!」と
喜んでいただけます。



とくにこのハート型が人気♪






日本人にとってなじみのある
桜やキキョウは、
あんまりピンと来ないのかもしれません。






飾り用に作ったのが余ったら
自分用のサラダに投入(笑)









うちのスタッフたちは
この型抜きが面白いらしくて

パンを焼くとかコーヒーを淹れるとかは
言わないとやってくれないけど

これは率先してやってくれます。笑



気持ちはわかりますけどね~♪








2016年3月9日水曜日

Aliexpressデビュー♪

とうとう、Aliexpressを使ってみました♪

Aliexpressというのは、
中国の通販サイトで
いろんなメーカーが自分の商品を売るための
見本市みたいな、サイトです。



もともとは、「アリババ」というのが本体で、

アリババという卸売り専用の通販サイトが最初でした。


つまり、製造業と小売業を直接つないでしまおう!というのが
アリババの目的です。


中国の商品を
直接メーカーと交渉して
安く仕入れられるのが魅力。

私も、日本で働いていたときには
何度もお世話になりました。

ただし、アリババで紹介されているからと言って
ちゃんとした企業か,どうかは定かではなく、

その企業の評判やフィードバックを確認したり
担当者と何度も連絡を取って
商品の確認をしたり。。。というのは必要です。



でも、
中国のいろんな企業のページをいちいち開けて
一つ一つ確認する作業を考えたら
とても探しやすい構造になっているので
便利なサイトです。


このアリババというサイトは
企業でなくても、一個人であっても
メーカーさんからの仕入れは可能ですが

卸売りの単位がかなり大きいので
ちょっとほしいんだけどな~というときには不便。。。


で、Aliexpressは、そんな人たちをターゲットにした
アリババのお手軽版。。。という感じなのです。


英語が苦手な人でも
ページを日本語化すれば、簡単に注文できます。
ただし、メーカーとのやり取りは英語になってしまいますが。。。

(ときどき日本語ができる人もいるみたいですけどね。。。)


今回Aliexpressを使ってみたのは
ヨガスタジオにつかっている白い提灯が必要になったからです。




スタジオの上にぶら下がっているのが
白いボンボン♪
紙自体は丈夫なんですが、軸の金属が
すぐに錆びてしまい
紙がさび色で染まって、汚くなってしまうんです。。。。
だから、定期的な交換が必要。





オーナーは、アメリカに行くたびに
IKEAで購入していたらしいんですが
去年ぐらいからIKEAでは取り扱いしなくなってしまったらしく


「なんとかどっかで手に入れてくれ!」と指令が来たのです。


そこで、Aliexpressを思い出して注文したところ
メキシコまでの配送OKなところを発見!!!


しかもDHLで無料配送!!!!


メーカーによっては、EMSしかだめ。。。とか
メキシコには送れない。。。とか
DHLだと追加料金。。。とか
いろいろ条件があったのですが

今回購入したメーカーは
商品代金のみで
メキシコまでDHLで発送してくれちゃいました!
すごい!!!



で、発送日からなんと8日で
シャンバラ・プチ・ホテルまで無事に到着!!!!


EMSでも、そのぐらいの日数で到着しますが
EMSの場合は、
ビーチサイドのホテルゾーンまで配達してくれないのです。
(まれに配達してくれるが、ものすごく時間がかかるし
届かない可能性が高いので、郵便局留めにしなければならない)

その点、DHLだと、ビーチサイドにもきっちり日程通り届けてくれるので
楽ちん!
まあ、その分、料金が高いですけど。。。

でも、今回はその料金が無料ということで
もう、思い切ってDHLでお願いしてしまいました。

中国からひとっとびでメキシコのトゥルムまで
荷物が到着。。。


オーナーが

「凄い時代になったな~」と喜んでいました。



とはいえ、
日本人が、日本人のカードで
メキシコに荷物を届けろとオーダーしたので

カードハッキングを疑われました。

結構セキュリティしっかりしてるんですね~!!!


それはいいことだけど
こっちは大迷惑!本人が頼んでるのに!!!笑


で、いろんなものを提出して
本人が頼んでいるという証明をして
なんとか無事に納得してもらい・・・


でも、その確認も2日ほどで終わり
思った以上にスムーズでした。笑




Aliexpress、安くていいものがあるので
大量に買いたいときは結構オススメ!!


メキシコにもちゃんと届けてくれる業者がたくさんいるので
メキシコでご商売やっている方、
ぜひぜひ使ってみてくださいませ♪









2016年3月8日火曜日

砂糖を取らない工夫

メキシコ人には糖尿病が多いと聞くが
あんだけ、コカ・コーラや甘いものを食べてたら
そりゃそうだろう。。。と思うほど
彼らの食事は甘いもので満ちている。


しかも、
日本のレシピの2倍の砂糖を入れてケーキを焼いても
「あんまりあまくないね」といわれる始末。笑


どんどん食べ続けていると
麻痺してしまうようだ。


私自身は・・・というと、
砂糖を取らないようになって1年ほどたった。


白い砂糖が使われているものは食べないというだけで
果物やドライフルーツなどは食べているけれど


砂糖が使われているケーキ、パン、グラノラ、
アイスクリーム、ドレッシングなどの調味料、
ドリンク類は一切取らないように心掛けている。



実は、日本でも砂糖抜き生活をしていたことがあった。

でもその時は、本当に難しかった。

なぜかというと、日本のおかずには
ほとんど砂糖が使われているからだ。

全部手作りにしたら、砂糖抜きにできるけど
どんなにヘルシーなお惣菜を買ってきても
調味料に砂糖が入っている。

そもそもすし飯だって、砂糖が入ってるし
そばのたれだって、うどんのスープだって
何かと砂糖が入っているのだ。


健康的なサラダを作っても
買ってきたドレッシングには
甘味料が入っている。

私の大好きな胡麻ドレッシングだって甘い・・・


そういうわけで、日本ではなかなか難しかったのだが
メキシコでは
おやつ系さえ我慢すれば
食事に砂糖が使われることはまずないので
安心して食べられる。


砂糖をやめて何がいいかというと
体重維持がしやすい。。。というのはもちろんだけれど

うつ病みたいな重たい気持ちにならない。

砂糖を毎日のように食べていたときは
バカげたことを考えることが多かったし
情緒不安定になることも多かった。

あと、
砂糖が入っているものを食べると
次から次へと食べたくなるのだが
砂糖なし生活ではそれがない。

一度ご飯を食べた後
次におなかがすくまでの時間が長い。

個人差はあると思うが
私の場合、おなかがすくと
おなかがきゅうきゅう、ぐるぐるなってすごく恥ずかしい思いをする。

でも、砂糖なし生活を始めてから
それがピタッと亡くなった。

おなかはすくけれど、
きゅうきゅうぐるぐるいうことが無いのだ。

あの音は、砂糖が足りなくなると鳴り出す
悲鳴みたいなものだったのだろうか???


それから
男性の読者には申し訳ないが
砂糖をやめてから生理痛が無くなった。


これも、とっても大きな変化。。。


というわけで、
ときどき、無性に甘いものが食べたくなるときは
干しブドウとか、フルーツとかを食べるようにして
砂糖は極力取らないようにしている。


それから砂糖以外で気を付けているのは
グルテン。


最近になって、グルテンも、砂糖同様、
どんどん食べたくなる中毒のようなものがあると知り
グルテンもとらないようにしている。


グルテンを食べると
脳内麻薬みたいなのが出て
もっともっと。。。。となってしまうのだ。


私の場合、パンが顕著で
パンを食べると止まらなくなってしまう。

その執着が異常で
自分でもおかしいな。。。と思っていた。

だけど、グルテンにそういう作用があると効き
非常に納得した。


私の場合、禁煙ならぬ禁パンはすごく大変なことだったが
理由がわかったら、スパっとやめることができた。


というわけで、ケーキが食べたいと思っても
砂糖はダメだし、グルテンもダメだ。


そして、実は乳製品もダメになってしまった。
牛乳を飲むと、湿疹がでるようになってしまったのである。


というわけで、ケーキを食べたいなら
乳製品なし、小麦粉なし、砂糖なし。。。で
作らなければいけない。。。。


と思っていたら
友人がレシピを送ってくれた。

バナナの甘みだけで作る
グルテンフリーかつ、デイリーフリーのケーキ♪



チャイのスパイスが香る
バナナブレッド♪♪♪




小麦粉の代わりに
グルテンフリーのオーツ麦粉を使い、
牛乳の代わりに、砂糖なしのアーモンドミルク。
バターの代わりにココナツオイル。

砂糖の代わりに4本の完熟バナナ。。。


十分甘みがあって
とってもおいしくできました♪


もともとはそば粉とアーモンドプードルを使うレシピなんだが、
私が住んでいる地域で
そんなものは手に入らないので
手に入るもので応用。

オートミールとバナナはスっごく合うので
しっとりしたいいケーキに!♪


メキシコ人は、甘くないって食べてくれなかったけど、
友達のカナダ人は感動してくれた。笑


ディーツも大量に買ってみたので
これから、砂糖&グルテン&乳製品ナシで
いろいろ試してみようと思っているところ♪







2016年3月5日土曜日

自殺願望からの復活


私は中学に入ってから
ものすごい自殺願望があった。

別に、これと言っていじめられていたわけでもなく
友達がいなかったわけでもなく
家庭環境に問題があったわけでもない。


でも
なぜか無性に「死にたい」という欲望にかられては
ビルの屋上に立っていた。


そんな中3のある日
健康診断のあと、
お医者様から呼び出しを食らい


君の心臓は手術しないとダメだ。
ちゃんとした検査を受けなさい・・・


と言われた。



晴天の霹靂だった。


私はそれまでずっと知らなかったのだが
実は、生まれたときから
私の心房の壁には穴が開いていた。


でも、それはよくある話で
成長とともに閉じることがあるから
すぐに手術する必要はないといわれたらしい。


私は、自分にそんな障害があるとは知らず
普通に体育の授業をやっていた。


実は、
体育の授業ほど、私にとって苦痛なものはなく
遠足でたくさん歩いたり
マラソン大会で長距離を走ったり
水泳をするなどというのは
拷問でしかなかった。


でも、私は自分の心臓のことを
全く知らなかったので
自分が怠けものなのだと思っていた。



だから、誰にも言い出せず
必死にやっていた。


そして、事実を知らされ
なんだ、そういうことだったのか。。。と
ちょっとだけホッとした。
自分が怠けものだったわけじゃないことがわかったからだ。


そして自殺願望のあった私は
別に手術しなくてもいいんじゃないかと思った。



それでも、
心配して病院を探し回り
手術をセットアップしてくれる家族を見ていて
そんなことは言い出せなかった。



胸腔鏡手術の進歩により
私がやった開胸手術は必要なくなり
現代の手術では傷が残ることがないらしい。

でも、当時の技術では
開胸手術しかなかった。


そして、それは、のど下からへその上まで
大きな傷が残る手術だった。



私はあまりにも生きることに執着していなかったので
自分の手術について
あんまり詳しくきいていなかった。



そもそも、そんな跡が残るような手術になるなんて
家族はだれも言わなかった。
聞いたらショックを受けると思って
言わなかったのかもしれない。


でも、ある日学校から帰るとき
あまりしゃべったことのないクラスの子から


「心臓の手術するんでしょ?胸開けるから
凄い傷が残っちゃうんだよね。
一生消えないんでしょ?
ビキニとか、胸の空いた服は絶対着られないね」


と言われた。


彼女は、悪気があっていったわけじゃなく
当然私が知っていると思って
ものすごく無邪気にしゃべっていたのだが

私は、親からも医者からも
そんな話は一言も聞いていなかったので
絶句した。


そんな手術なら、
なおのことやる必要ない。。。。

このまま心臓が弱って死ぬなら、
それで本望!


そう思って、
仲良くなったベテラン看護師さんにぶちまけた。


どうせ死ぬのに、なんで生きなきゃいけないの?
なんで、わざわざ手術とかして
大きな傷まで作って
生きなくちゃいけないの?
何のために生きるの?


おいおい泣きながら看護師さんに訴えた。


看護師さんは


「何で生きるのか、今、もし答えが出ないなら
とりあえず、親のために生きなさいよ。

そのあと考えたらいいでしょう?
答えが見つかるかもしれないから。

自分のために生きられないというなら
今回だけは、親のことを思って生きなさい」


と言った。


何で生きるのかっていう答えはもらえなかったし
説得力があったわけじゃないけど

でも、痛いところを突かれた。


結果的に私は手術を受け
体には大きな傷が残った。


手術する前は
大きな傷のある体じゃ、
おしゃれもできないし
彼氏だって出来ないだろう。。。って


いろいろ悲観していたけれど


手術した後
頭に血のめぐりがよくなったのか
そんなアホことはあまり考えなくなった。

そして死にたいという願望もほぼ消えた。


なぜかというと
生きるのがとても楽になったからだった。


一日動くのが本当に辛かったのだが
手術後は嘘みたいにラクになった。

走っても疲れない。
動き回っても疲れない。


凄いことだと思った。


そしてもっとすごかったのが
成績が飛躍的に向上したことだった。


学年最下位に近いところにいた私が
手術後に受けたテストの結果で
一気に上位に躍り出てしまった。


当然だが、呼び出しを食らい
カンニングを疑われた(笑)


でも、当時の担任がすごくいい人で
周りの先生を抑えてくれたおかげで
疑いは晴れた。笑


その後も上位を取り続けたから
カンニングじゃないというのは明らかだった。


勉強方法を変えたわけでもないのに
明らかに私の頭脳は明晰になっていた。


心臓がきちんと動いて
血液が十分な酸素を体に運ぶということは
本当に大切なことで

それが滞ると
とんでもないことになるのだということに
自分自身の体で体感した。


しかも成績が上がるとか記憶力が上がるといった
目に見えて分かる結果につながったことで
自分の体が正常に動き始めたのを感じた。


きっと、手術前の状態は
高地トレーニングしているのと同じだったと思う。

だから、急に酸素を得て
いっきにいろんなことが出来るようになっちゃったのだ。。。と思った。



そして体が元気であれば
あんまりネガティブなことを考えなくて済むということも実感した。


手術後は、
下らないこと考えて
ビルの屋上に立つことはなくなった。


そして
「やりたいことはすぐやる!
がまんしない!チャンスはつかむ!」
という自分のポリシーが明確になった。


だって、いつ、どこで
何があるかわからないのだから。。。。







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2016年3月4日金曜日

ペリカン

トゥルムのビーチには
カモメもいるけど
圧倒的にペリカンが多い気がします。


トゥルムに来てからもうじき2年。。。



毎日のようにペリカンを見ているので
ペリカンが飛んでいるからって

「わあ!!!」と思うことはなくなってしまいました。



最初のころは、ダイブするところを
ワクワクしながら
眺めていたのに。。。笑



慣れって怖いですよね~



先日ビーチを歩いていたら
何人もの観光客が
ペリカンめがけて走っていき
ダイブするところを撮影していて


そうだった、そうだった
私もそうだった!と思い出し
一緒になって撮影してみました。笑





これは
飛び立とうと羽を広げ始めたところ。。。。






飛んだ~!!





こんなに大きな体で
よく飛べるな~と思ってしまいますけど
本当にすごいですよね。




この写真だと
ペリカンの口がよくわかります!!




一緒に撮影しているうちに
なんだか興奮してきて


昔の心を取り戻した感じがしました。


誰かがものすごくうれしそうに興奮しているとき
それに便乗すると
なんか、ワクワクが伝わってきて
自分もうれしくなるものですね~


慣れすぎちゃって
新鮮味が無くなっていることも
こうやって便乗することで
意外とまた楽しめちゃう気がします。


観光客の皆様の何気ないしぐさに
大きな幸せを頂いた夕暮れでした♪





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2016年3月1日火曜日

手作りトルティーヤ


ユカタン半島では、
トウモロコシを原料にしたトルティーヤを焼きます。

パン屋でパンを買うように
ふつうの一般家庭では
トルティーヤ屋さんで、焼きたてのトルティーヤを買うので
自分で作ることはありませんが


自家製のパンがおいしいように
やっぱり自家製のトルティーヤは格別の味です。


もちろん、生地から自分で作るのが一番おいしいのでしょうけれど
それは、かなりの手間がかかるので
マサ(Masa)と呼ばれる生地を買ってきて
それを手で伸ばして成形して焼きます。

日本では
トルティーヤを伸ばすための道具(Tortillera)
が売っていますが、あれだと、
せっかくの手作りトルティーヤの味が半減します。



一番おいしいのは、手で引き延ばすことです!!


それで、実際にトルティーヤを作るとき
マサだけを引き延ばして
焼くんだと思っていたのですが
違うんですね。


マサ1キロに対し、500グラムぐらいのマセカ(Maseca)という
トウモロコシの粉と水と塩を入れて
量を増やし、
それを焼くのです。

時には、小麦粉を200~300gぐらい入れることもあります。


マサというのは、そのままトルティーヤの生地なのに
どうしてマセカや小麦粉を入れるのか?と聞くと
入れた方が、トルティーヤが柔らかく
モチッと仕上がるとのこと。


トウモロコシの粉にはグルテンがないので
モッチリ感がでません。
なので、少し柔らかくふんわりしたトルティーヤにするために
小麦粉を入れるといいそうです。



マサだけを伸ばして焼くと、
とても固いし、時間がたつとさらに固くなるから
おいしくないとのこと。


でも、私は
どうしてもマサだけのトルティーヤが食べてみたかったのです。


料理好きのTは
マサを買ってくるとすぐに粉を混ぜてしまうので
今まで一度も、マサだけを少しとっておいてもらうことができませんでした。


しかし、
先日、キッチンにはいったら
ちょうど混ぜる前だったので


「1枚分ちょうだい!!」といって
マサをもらいました。



少しお水を足して
引き延ばしたところ。







コマル(Comal)という独特のフライパンで焼きます。






いい感じで色がついたら出来上がり!






確かにちょっと固いかもしれませんが
パリっという感じで、
温かいととってもおいしいです。
噛みごたえもあるし。。。


中に具を巻くのはちょっと難しい固さなのですが

小さくちぎって
サルサやワカモレをのせて食べるには
ちょうどいい感じです!



マセカや小麦粉をまぜたトルティーヤより
断然好み♪


マサだけのトルティーヤ
メキシコにいる方は是非一度試してみてください!!!







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