2015年8月26日水曜日

マヤ語について

トゥルムには、現地の言葉であるマヤ語を話す人たちが
たくさんいます。


一口にマヤ語といっても
言語学的にはたくさんの系統があるようですが
ここ、トゥルムで話されているマヤ語は
ユカテコ派と言われるらしいです。


もちろん、話している本人たちは
マヤ語にはいろんな方言があるんだよ~という程度にしか
認識していませんが。。。。笑



マヤ語は、
スペイン語とは全く違う系統の言語で、


たとえば、トゥルムとか、カンクンとか、
チチェンイツァとかシアン・カアンとか
耳慣れない地名は、たいていマヤ語です。


たいていの場合、スペイン人が征服した町には
スペインに実在する町の名前が
つけられることが多いのです。


バヤドリッド、プラヤデルカルメン、
プエルトモレーノ、サンフアン、
プエルトフアレス、
サンフランシスコ、サンクリストバル、
サンペドロ、サンパブロ、サンアントニオ、
アンティーグア・・・などなど



でも、ユカタンには、
マヤ語の地名が、たくさん残されています。



マヤ語は、発音に特徴があって
聞いていると
コロっコロっと口の中で何かを転がしているような音や
ハっ!シュっ!みたいな破裂するような音とかが
続いて、すごくかわいらしいんです。


しかも、男性でも声のトーンがすごく高いんですよね。。。



この地域では
マヤの男たちのことを
ヌシュ(Nux)と呼んでいます。
複数になるとヌシェス(Nuxes)


これは、本当のマヤの発音だと
「Noohoch(ヌーホーッチ)」になるらしいですが
ちょっとスペイン語っぽくなって、
こんな発音になっています。


そもそも、マヤ語自体に
単数形と複数形の違いがあったかどうかはわかりませんが
長い年月かけて、スペイン語と合体しているので
当時どうだったかは別として
今は、分けて使われます。


ヌシュというのは、
英語でいうと、ミスターとかサーの意味になります。
なので、男性に対するある程度敬意を払った呼び方になります。


たとえば、シャンバラ・プチ・ホテルの
改築増築を担当してくれている棟梁とその仲間たちは
マヤの人たちで
彼らがホテルに到着すると
「ヌシェスが仕事に来たよ~」といいます。


また、特定の人にあいさつするときは
「ヌシュ○○、こんにちは!」という感じになります。


スペイン語で、セニョールといっても良いのですが
マヤの人たちには、マヤ語で敬意を表したいので
いつもヌシュと言っています。

最近はボキャブラリーが少し増えてきて


「ヌシュ・○○、バシュカワリ?」○○さん最近どうですか?


と言えるようになってきました。


最近どうですか?っていうのは
バシュカワリの直訳で
まあ意味としては
「元気ですか?」ぐらいの意味です。


そして、元気だよ!と答えるときは


「ミシュバー」(なにもない)


と答えます。
直訳は、なにもない。。。なんですが
これが、元気だよ、特に変わったことはないよ。。。という意味になります。


カタカナで平たく書いてしまうと
簡単に聞こえますが、発音はかなり難しいです。。。


とくにシュの発音が
日本語にはないので・・・・
汽車が走るときの、シュッポのシュみたいな感じですかね~。


スペイン語もまだまだな私ですが
多少マヤ語もやらないと
現地の人と仲良くなれないので
がんばってみています。。。笑



一番簡単な言葉は

また明日!という意味の
「アスタ・サマー Hasta Zama」


スペイン語をご存知の方は
Hastaはスペイン語だろう?と思われると思いますが
まったくその通りです!!!


これは、マヤ語とスペイン語が組み合わさった造語なんです。

サマーは、明日もしくは夜明けをさしますので


「アスタ・マニアーナ Hasta manana」と言っているのと
同じことになるんですね~



ちなみに、「トゥルム」は
マヤの言葉で、城壁とか要塞を指しますが
もともとこの土地は、サマーと呼ばれていたそうです。
つまり、「夜が明ける場所」。


こうやって地名に絡めて覚えていくと
マヤ語も身に付くみたいです♪


マヤ語の道は遠いですが
がんばっていこうと思います!




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