トウモロコシの粉!
小麦の粉が、小麦をひいた粉であるように
コーンフラワーはトウモロコシをひいた粉です。
なので、
コーンフラワーがあれば
トウモロコシのトルティーヤが作れる。。。と思ったら
実は間違いです!!!
メキシコで売っている
コーントルティーヤ用のコーンフラワーと
日本で売っているコーンフラワーは
実は全く別物だからです。
そもそも粉を作るプロセスが全然違うんですね!
とうもろこしを使ったトルティーヤは、
乾燥したトウモロコシをただひいて粉にしたものから
出来上がっているわけではありません。
メキシコには、トルティーヤ用のトウモロコシ粉を作っている
二大メーカーがあり、
Maseca(マセカ)とMinsa(ミンサ)と言います。
そして、この二大メーカーが販売している
トルティーヤ&タマレスを作るためのトウモロコシ粉は
日本やアメリカで売っている
「コーンフラワー」とは全く違うのです。
何が違うかと言いますと
Nixtamalizacioón (ニシュタマリサシオン)という工程を経ているのです。
スペイン語が分かる方は、こちらのビデオをどうぞ♪
分からなくても、結構楽しめますけど、、、。
実は、乾燥トウモロコシをCal(カル)と呼ばれる灰汁のようなもので煮て
栄養価を高め、なおかつ、形成しやすくするのです。
グルテンがなくても、生地に粘り気が出るので
非常に簡単に薄いトルティーヤが出来ます。
カルと一緒にゆでたトウモロコシを
石臼などでひき、出来上がるのが、
トルティーヤやタマレスを作るための生地。
これが、Masa(マサ)と呼ばれます。
で、大きなメーカーが粉にして売っているものは
このマサを乾燥させて粉末にしたものなんですね。
だから、ちょっと水を入れて捏ねたら、
マサになるわけです。
マヤ、アステカの時代から
ニシュタマリサシオンが行われていたとのこと。。。
本当に伝統的な食べ物ですよね!!!
そんなに歴史あるものを
今も食べてるかと思うと、ちょっと感動♪
というわけで、
このニシュタマリサシオンが、ミソなわけです。
日本やアメリカで売っている
コーンフラワーやコーンミールは
このニシュタマリサシオンが行われていないので
いくら水を加えて練っても、
ボソボソになってしまい、
トルティーヤのように薄いパンにはならないのです。
日本に一時帰国したとき
コーンフラワーを買って
トルティーヤを作ろうとしたのですが
ことごとく失敗し、ぼろぼろになり
仕方がなく小麦粉のトルティーヤに甘んじていました。
でも、今回、友達に教えてもらって
これが理由だったということが判明し
とってもスッキリしました。
メキシコの日常の食卓にも
知らないことがいっぱいです!!!
で、わたし、この違いを最近まで知らなかったもんだから
ニシュタマリサシオンされたトウモロコシ粉で
コーンブレッド作ってたんですよね~
だから、ちょっと変だったのか~笑
メキシコでは、
ニシュタマリサシオンされていない
普通のコーンミール探す方が大変。。。
ちょっと高いけど輸入品を買ってみようと思います!
もっと、ちゃんとしたコーンブレット作ってみたい!
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