2015年10月26日月曜日

メキシコスペイン語考察:チランゴ&チランガ

メキシコの首都は、メキシコシティです。


私が20年以上前に、初めてメキシコに来た時
まだスペイン語がおぼつきませんでした。

なので、メキシコシティーのスペイン語は
「シウダッ・デ・メヒコ Ciudad de Mexico」だと思い込んでいました。

もちろん、それは決して間違っているわけではありませんが
あまり一般的には使われておらず、

実際には、
メキシコシティーは
「デー・エフェ DF」と呼ばれていることがわかりました。
デー・エフェ DFとは、ディストリット・フェデラル(Distrito Federal)の略語です。


なので、あなたはどこの出身?とメキシコ人に聞き、
DFと答える場合は、首都のメキシコシティ出身者ということになります。


でも、ときどき
「Mexicoよ!」という人がいます。


これは、メキシコという国出身という意味でも使われますが
首都のメキシコシティ出身という意味でも使われるんですね

そして、さらにややこしいことに、
メヒコ州(メヒコ州の首都はトルーカ)の出身という意味でも使われるんです。


なので、どこ出身?と聞いて、メヒコよ!という場合には
ニュアンスをくみ取らないといけません。笑


ちなみに、メキシコシティ出身の人のことを
メキシコシティ出身じゃない人が、ちょっと皮肉をこめて
呼ぶ言い方が
Chirango/a(チランゴ/チランガ)です。


メキシコシティの人に
「あなた、チランゴね」なんて
面と向かっていうと、ちょっとムっとされるかもしれないので
気を付けましょう。


でも、本人が
「ぼくはチランゴだよ」という分には、問題ありません。


どこの国でもそうだと思いますが
都会から来た人たちが
郊外の町や村で
エラそうにしたり
バカみたいにお金を使ったりすると
「鼻持ちならない!」という風に反発を受けますよね。


こういうときに、
「だから、チランゴ(チランガ)は~」みたいな感じで
コソっと言われてしまうわけです。


あるいは勉学や就職で
地元から、都会に出ていく人たちに
「君も、チランゴ/チランガになるんだね~」みたいな感じで
言ったりします。



私は自分が江戸っ子なので
チランゴ/チランガもそんな意味なのかと思っていましたが
どうやら違うようなので、
ジョーク以外では使わないようにしています。笑


ちなみに、うちのホテルのオーナーは
れっきとした「チランゴ」です。笑



私は、メキシコシティが大好きです♪
住むにはちょっと。。。。ですけど
時々行くには、素敵なところ♪

特にソカロという大広場の近くの歴史地区がお気に入りです。


コロニアルの雰囲気が残っていて
しかも、テンプロマヨール(Templo Mayor)という、
アステカの遺跡も残っています。




こちらがソカロにある
テンプロマヨールを後ろから見たところ。






そして、ソカロから少し歩いたところにある
タイルの家(Casa de los azulejos)というのが、
私のお気に入り♪♪



見てください!この美しい青いタイル!!!
1600年代に作られたこの建物が
いまだに使われているんですよ!








アンティークな感じのタイルが
何とも言えません。。。。








実はこの建物、いまだに商業施設として使われているんですよ!
メキシコでもっとも有名なデパートチェーンであり
レストランチェーンでもあるサンボルンスが入っています!
こちらはサンボルンスのカフェ
どーということはない味ですけれど、
メキシカンな朝食が食べられたりするので
マ●●ナルドよりはマシかな~








天井にもびっしりタイル♪








階段の上から、タイルの家の中にあるサンボルンスを
眺めたところ。






建物の周り中、全部タイルです。





メキシコシティに行ったら、
ぜひ、見に行ってください♪
とっても素敵です!





にほんブログ村 海外生活ブログ メキシコ情報へ
にほんブログ村