2016年6月11日土曜日

とりあえず「知らない」というスタッフたち

ラテンの国では、

知らないこと
出来ないことでも

「知ってる!」
「出来る!」

といって、
結果、全く間違っていたり
実際にはできなかったり。。。ということが
たくさんあります。


ペルーにいたときは
そういう「有難迷惑」な親切に振り回されて
調査が全然うまくいかないことが
いっぱいありました。


そして、メキシコに来て
労働ビザを入手しようとしたときも
本当にいろんな人に
全く違う情報(いわゆる間違った情報)を
いろいろと頂き

非常に混乱しました。笑


そんなわけで
メキシコ人もペルー人とおんなじなんだな~
やっぱりラテンの国だな~


と思っていたら。。。。


うちのホテルのスタッフは
全く真逆。。。


とにかくなんでも、最初の一言は

「知らない」
「出来ない」
「わからない」


なんです。


知らないってそれはあり得ないだろ??と思うようなことも

「知らない」

といいます。

じゃあこういう時、あなたたちは誰に聞くの?
どうするの???と

逃げ場のないように質問すると
やっと

「それは・・・・」と答えてくれますが

そうでもしないと答えてくれません。

つまり知ってるけど
知らないふりをするのです。



同じメキシコ人なのに
なんでだ???といろいろ観察していたところ

これは、うちのホテルのスタッフの特徴だということが
分かりました。笑


つまり、オーナーが怖いから
とりあえず知らないふりをするのです。笑


オーナーに質問されて
知ってる・・・とか、出来る・・・と言おうものなら
死ぬほど仕事を振られるし(笑)


それができなかったときは
こっぴどく怒られるので
出来る限り、知らぬ存ぜぬを貫き通しているわけです。


オーナーの社員教育って
合ってるのか、間違ってるのか
よくわからない。。。笑


オーナーいわく、
「ちゃんとやらないと怒られる!」って思わせておかないと
彼は本当に何もやらない。
だから、無理やりそういう態度をとっているといいます。


確かに
私みたいに怒らずに
何かが終わらなくても
彼らのもっともらしい言い訳を聞いて
「そうなんだ~。じゃあ明日終わらせようね」
なんて言っていると

チョロいと思われて
いつまでたっても仕事が終わらず
結果的に
私がオーナーから
死ぬほど怒られることになります。笑


オーナーのスタッフに対する態度は
仕事をきちんと進めるという点においては
非常に評価できますが

それで「こんなに頭ごなしに怒られてやってられるか!」と
辞めていく人も多く。。。
何とも言えません。笑


つい最近、女性スタッフがやめてしまったので
オーナーが
誰か探して来い!といったところ


スタッフたちは隠れたところで

「このオーナーじゃ、
紹介した後、その子に文句言われそうだから
紹介しにくいよね~」と言っていました。笑


夜、ガードマンとして働いている子も

「僕は仕事が必要だし
だいぶ慣れたから、
もうちょっと働いてみてもいいと思うけど

でも、友達を紹介できるかって聞かれたら
やっぱりちょっと考えちゃう。。。

あのオーナーに耐えられる人って
そんなにいないと思うし。。。」


と言っていました。笑




で、メキシコ人スタッフたちですが
実際のところ、彼らと仲良くなると、

ホテルの仕事抜きで(ここが肝心!)
個人的に頼みたいことに関しては


本当に親切に教えてくれるし、
頼んだら修理してくれたり、
欲しいものを探して持ってきてくれたり・・・と
非常にラテンの人っぽい対応を
してくれるようになりました。


だから、彼らが「知らない」とアホを演じるのは
確実に、オーナーの問題。。。


何がいいか悪いかはわかりませんが
最も大切なことは
お客様に気持ちよくこのホテルで過ごしていただくことなので



それに重点を置きながら
自分なりに、
メキシコ人たちとの仕事関係を
築いていきたいと
思っています。

アメとムチを使い分けながら。。。。


日々勉強です!!





にほんブログ村 海外生活ブログ メキシコ情報へ
にほんブログ村