2016年6月1日水曜日

待ちに待ったウミガメの産卵♪

とうとう、今年初めて、母ウミガメが
シャンバラに卵を産みにやってきました!!!!


去年の5月は、
もう、シャンバラの敷地に10個以上巣があったのに
今年は五月末になってもゼロ。。。


ウミガメレンジャーたちが

「今年はおかしい、亀が来ない。。。」と
毎晩、首をかしげるほど
ウミガメが陸に上がってこないんです。。。。


正直、何が原因かは
全く分かりません。


でも、ウミガメは、
必ず自分が生まれた場所に戻って
産卵するといわれているので


「今年のトゥルムはイケてないから
いくのやめよーよ!」というようなことは
無いはずなんです。。。


不思議です。。。。


で。。。。

待ちに待った最初の産卵が
やっとやっとやっと行われたので
ウミガメレンジャーも大興奮!


夜の9時ごろ陸に上がってきたウミガメは
あんまりうろうろすることなく、
すぐに場所を決めて、
いっきに砂を掘りはじめました。


ウミガメが砂を掘っている間は
絶対にライトを照らしてはいけないですし
近くに行ってもいけません。


ウミガメは、ここは危険!と判断した瞬間
すぐに海に帰ってしまうからです。


通りかかる人にも近づかないよう
厳重に保護しながら
静かに、静かに
産卵を見守ります。


レンジャーが赤外線ライトで撮影してくれたのが
こちらの画像。


今回やってきたのは
少し小さめの、カワマ(Caguama)と呼ばれる
アカウミガメです。






トゥルムにやってくる亀には
アオウミガメ(Tortuga blanca)と、
アカウミガメ(Caguama)の二種類があり
アオウミガメの方が、体は圧倒的に大きく
全長が2メートル近いものもいます。


アカウミガメは、アオウミガメよりは小さくて
だいたい甲羅の大きさが1メートル以内。

小さいと言っても、頭からしっぽまで入れたら
軽く1メートルは超えますので
それなりに大きい亀ですけれど。。。



約1時間半ぐらいかかって
穴を掘り、卵を産み、
そして穴をしっかり埋めて、
海へと帰っていきました。


今回来た母亀さんは
相当疲れてしまったようで


いつもだと、
産卵が終わると、くるっと回って
すすすすすーーーーっと海に帰っていくのですが


今回は、途中で何度も止まって
じーーーっと休んでは
また動き出す。。。という感じでした。


ウミガメの写真をライトをつけて撮影してもいいのは
ウミガメが産卵を終えて
海に帰るときだけなんですが


いつもだと、すごいスピードで
海に入ってしまうので
なかなかいい写真が撮れないのです。

でも、今回のカメさんは
休み休みだったので


海に入るまでの写真を
何枚もとることができました。


亀の甲羅が白いのは
砂をかぶっているから。。。。


大きなヒレをつかって
バンバン穴を掘っていくので
自分にもいっぱい砂がかかっちゃんですね。。。





いつもだと、まっすぐ海に帰っていくので
トラックのタイヤの跡みたいに
まっすぐなラインがつくんですが

この亀さんのは、なんとなくヨロヨロ・・・








うみまであとちょっと、がんばれ!!!






ようやく水につかることができ
そのあとはスムーズに泳いで
海の中へ消えていきました。。。


よかったよかった!



今回のウミガメさんは
とても人通りの多いところに
卵を産んでしまったので

ウミガメレンジャーが掘り返して
安全なところに埋めなおしました。


これで一安心♪

約60日後に出てくる
子亀ちゃんたちの誕生を
楽しみに待とうと思います。






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