2016年3月1日火曜日

手作りトルティーヤ


ユカタン半島では、
トウモロコシを原料にしたトルティーヤを焼きます。

パン屋でパンを買うように
ふつうの一般家庭では
トルティーヤ屋さんで、焼きたてのトルティーヤを買うので
自分で作ることはありませんが


自家製のパンがおいしいように
やっぱり自家製のトルティーヤは格別の味です。


もちろん、生地から自分で作るのが一番おいしいのでしょうけれど
それは、かなりの手間がかかるので
マサ(Masa)と呼ばれる生地を買ってきて
それを手で伸ばして成形して焼きます。

日本では
トルティーヤを伸ばすための道具(Tortillera)
が売っていますが、あれだと、
せっかくの手作りトルティーヤの味が半減します。



一番おいしいのは、手で引き延ばすことです!!


それで、実際にトルティーヤを作るとき
マサだけを引き延ばして
焼くんだと思っていたのですが
違うんですね。


マサ1キロに対し、500グラムぐらいのマセカ(Maseca)という
トウモロコシの粉と水と塩を入れて
量を増やし、
それを焼くのです。

時には、小麦粉を200~300gぐらい入れることもあります。


マサというのは、そのままトルティーヤの生地なのに
どうしてマセカや小麦粉を入れるのか?と聞くと
入れた方が、トルティーヤが柔らかく
モチッと仕上がるとのこと。


トウモロコシの粉にはグルテンがないので
モッチリ感がでません。
なので、少し柔らかくふんわりしたトルティーヤにするために
小麦粉を入れるといいそうです。



マサだけを伸ばして焼くと、
とても固いし、時間がたつとさらに固くなるから
おいしくないとのこと。


でも、私は
どうしてもマサだけのトルティーヤが食べてみたかったのです。


料理好きのTは
マサを買ってくるとすぐに粉を混ぜてしまうので
今まで一度も、マサだけを少しとっておいてもらうことができませんでした。


しかし、
先日、キッチンにはいったら
ちょうど混ぜる前だったので


「1枚分ちょうだい!!」といって
マサをもらいました。



少しお水を足して
引き延ばしたところ。







コマル(Comal)という独特のフライパンで焼きます。






いい感じで色がついたら出来上がり!






確かにちょっと固いかもしれませんが
パリっという感じで、
温かいととってもおいしいです。
噛みごたえもあるし。。。


中に具を巻くのはちょっと難しい固さなのですが

小さくちぎって
サルサやワカモレをのせて食べるには
ちょうどいい感じです!



マセカや小麦粉をまぜたトルティーヤより
断然好み♪


マサだけのトルティーヤ
メキシコにいる方は是非一度試してみてください!!!







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