メキシコでよくつかわれる唐辛子。
サイズとしては、
少し大きめ。
もう少し熟して色が変わったものを収穫し
乾燥させると、
チレ・アンチョ Chile Anchoという唐辛子になります。
チレ・ポブラーノは、ちょっと辛みがありますが
チレ・セラーノやハバネロに比べたら
マイルドです。
このため、詰め物料理である
「チレ・レジェーノ Chile Relleno」に
よく使われます。
つまり、チレ・ポブラーノの中に
肉、野菜、チーズなどを詰めてフライにし
そのうえにソースをかけたお料理です。
まず最初は、チレ・ポブラーノを直火でじっくりと焼き
皮を焦がします。
そして、それを剥きます。
皮が固いので、そのままだとおいしくないのです。
そして中に肉、チーズ、野菜など
好きなものを詰め込み、
卵と小麦粉で衣を作って
そこにくぐらせてから、油で揚げます。
そして、トマトソース、クリームをかけて
出来上がり♪
メキシコでいうクリームとは
メディア・クレマ(Media Crema)と呼ばれる
紙パックのクリームで、
これは、お料理にもデザートにも使われます。
塩味も甘みもありません。
生クリームと違って
脂肪分が少ないクリームで、
紙パックで常温で販売されているので
日持ちします。
しかし、
一度開けたら、冷蔵庫に保管が基本。
メキシコ人は、メディア・クレマが大好き!
ケサディージャ、タコス、エンチラーダ。。。。
何にでもこれをつけて食べます。
トトポス(totopos トルティーヤチップスのこと)を
サルサとメディア・クレマだけで
食べているときすらあります。
というわけで、メキシコの食卓に欠かせないのが
このメディア・クレマなのです。
で、このチレ・レジェーノのお味ですが
ピーマンの肉詰めといってしまえば、そんな感じですが
すでにチレ・ポブラーノ自体がけっこう辛いので
スパイシー!
でも、もっと辛くしたい人は
ハバネロとか、サルサをトッピングして
食べてください♪
チーズを詰め物にするときは、
ケソ・オアハカ (Queso Oaxaca)を使うとおいしいです♪
ちなみにシャンバラ・プチ・ホテルでお出しする
チレ・レジェーノは、
乳製品と肉が使えないため(ホテルの方針で)
野菜を細かく切って、炒め、
チーズの代わりにマッシュポテトを入れて
詰め物にしています。
トッピングのクリームは
アーモンドを砕いて作ったクリームを使用しています。
そして、もし卵アレルギー、グルテンフリーのお客様が
いる場合には、
衣なしでフライにしたものを
お出ししています。
チレ・レジェーノは工夫次第で
ベーガン、ベジタリアン、デイリーフリー、グルテンフリーにもなる
便利なお料理です♪
でも、メキシコ人は
そんな邪道でヘルシーなチレ・レジェーノは嫌いなので
ぎっとぎとのひき肉とチーズを詰め物にし
たっぷりメディア・クリームをかけて食べています。笑
チレ・レジェーノはとてもポピュラーな料理ですので
どこのレストランでも
お試しいただけると思います。
辛いのOK!という方は
ぜひ、召し上がってみてください。

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