2016年11月24日木曜日

とうとうシャンバラにエアコンが!!!!!!

トゥルムというのは
バックパッカーのためのチープな宿が並ぶ町。。。として
発展しました。

カンクンのようなアメリカナイズされた観光地を嫌い
開発されすぎた
プラヤデルカルメンに愛想をつかした人たちが

シンプルで簡素で
静かなビーチを求めて
トゥルムに来ていたのです。


だから、トゥルムのホテルというのは
掘立小屋みたいなシンプルなもので
扇風機すらなかったといいます。


とにかく、自然でナチュラルで
エコな観光地。。。


それがトゥルムの魅力でした。


しかし、トゥルムはいつまでも静かではありませんでした。


バックパッカーだけじゃなくて
お金持ちのための
様々なホテルやサービスが作られるようになったのです。


今では、アルデア・サマという
高級住宅街が出来上がり
コンドミニアムが2000万とか5000万とか
下手をすると1億円とかで売られています。


それに伴って
ホテルやレストランも大きく変わってきました。


今では、
昔のようなバックパッカー用の安宿は少なくなり
ほとんどのホテルにエアコンが設置され
高級なブティックホテルが増えてきたのです。

一泊、一部屋5万円以上する高級ブティックホテルも
普通に存在します。



そんな中、古き良き時代の
シンプルなトゥルムを守りたいオーナーは

昔ながらのサカテという藁ぶき屋根で
ロッジを守り続けてきました。


部屋の中は扇風機だけ。。。


でも、
最近になって
ホテルの常連様から
「エアコンをつけてほしい」という要望が相次ぎ


オーナーのポリシーにはそぐわないけれど
お客様に喜んでもらうため。。ということで
エアコンをつけることになりました。


エアコンをつけるということは
そもそも、発電システムから
変えなければいけません。


私たちが今使っている発電機では
とうてい、エアコンの電力は
賄えないからです。


そもそも、ヘアドライヤーも電子レンジも使えない電力容量なのですから
エアコンを十数台なんて、絶対無理!


ということで
オーナーは、巨大な発電機を設置することにしました。


突然やってきた大きなトレーラー。
黄色い大きな発電機を二つ、積んでいます。




そしてこちらが、
二階にある発電機用の部屋に
大きな発電機をクレーンで釣り上げるの図。。。です。

もうクレーンが安定しなくて
落ちそうになって、
冷や汗ものでした。。。





見ていた全員が
「心臓が止まるかと思った!」というほど
危なっかしいクレーンの動きでしたが
なんとか無事に収まりました!
ああ、よかった!







発電機の到着は一大イベントでしたが
そのあとも、まだまだ作業は続きます。

まず、この建物に屋根を作り
また発電機から出る熱が逃げるように
ダクトを付けなければなりません。

さらに、この新しい発電機からすべての場所に電気が行くように
電気配線を整えなければいけません。


そういった作業を地道にこなしている中で
ついにエアコンの本体が到着し
その設置が始まりました。


なんか、サカテの藁ぶき屋根とエアコンのバランスが
微妙で笑ってしまいます。。。。




もちろん、これで終わったわけではありません。

これから配線が残っていますし
室外機の取り付けもありますし
まだまだいろいろ大変です!

さて、次のグループが来るまでに
無事に取り付けられるんでしょうか。。。。笑


楽しみです!



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