2016年11月23日水曜日

マヤ語を話す人たちは秘密主義?

先日、
サンルイスからトゥルムに移住したという
カメラマンとお話しする機会がありました。


このカメラマンは、
シャンバラ・プチ・ホテルに来ているリトリートグループの
写真撮影を請け負っていて
ヨガのクラスとか
セレモニーとか
食事シーンとか
いろんなシーンを撮影していました。


たまたま空いた時間があったので
いろいろ話していたところ
彼が住んでいたところは
ナワトル語圏で
マヤ語とは全然違う文化なんだそうです。


そしてこっちに来てから、
マヤ語を学ぼうとしたり
マヤの人たちと交流をしようとしたりして
けっこう頑張っているらしいのですが


同じメキシコ人なのに
全く打ち解けてくれない。。。と嘆いていました。


マヤの人たちは外見に特徴があります。
頭が丸くて横に長くて、首がなくて、
肩に直接首がついているみたいな感じです。


背は小さく、体はコロっとしています。


いっぽう、カメラマンは・・・というと、
顔はちょっとアジアンな感じで
ナワトルやアステカの人たちの血を引いているんだろう。。。という感じなんですが
明らかに背が高く(190センチ近い)て足が長い。。。
いわゆる、白人系の体型なのです。


だから見た目が全然違うわけですね。


そうすると、同じメキシコ人とはいえ
同じとはみなしてもらえず
非常に他人行儀になるんだそうです。


私はもともと外国人だから
よそよそしくても
それほど気にしていませんでしたが


同じ国の人間なのに
別の国の人間かのように扱われるのは
やっぱり寂しいものがあるんだと思います。


それでマヤ語を覚えて
少しでも仲良くなろうと思ったらしいですが
まともに教えてくれないらしいです。


これはなんていうの?って聞いても
スペイン語で答えたり、
マヤ語忘れちゃった。。。と言ったり、
マヤ語にはその言葉はない。。。と言ったり・・・で

はぐらかされてしまうんだそうです。


それを聞いて、
私も非常に思い当たることがあって
びっくりしました。


私も、マヤ語を学びたいと思って
しょっちゅう、これはなんていうの?と聞いて回っているのですが
人によって、言い方が違ううえに
マヤ語にはその言葉はない。。。とか
それを呼ぶ名前はスペイン語しかない。。。とか
言われるのです。


実際のところ
私にとって、それはあまり違和感のあることではありませんでした。

本当にマヤ語にはそれを示す言葉はないのかもな~とか
けっこう本気にしていたのです。


たとえば、海と水は同じ単語とか言われるわけです。


海と水は明らかに違う。。。と思うのは
日本人の考え方で
マヤの人たちの概念の中では、
同じ「水」だったのかもしれません。



だから、
私は、彼らが
「わざと答えないようにしている」とは考えていなかったのです。


それは、私の経験からも来ていました。


最近になってシャンバラのキッチンを手伝うようになったシェフが
日本語を学びたいというので
彼が「これはなんていうの?」って聞くたびに
日本語を答えているのですが
英単語がすごく多いんですよね!

とくに野菜とか、フルーツの名前!!


Jugo(フーゴ)っててなんていうの? 「ジュース」
Limon(リモン)はなんていうの? 「レモン」
Piña (ピーニャ)はなんていうの?「パイナップル」
Platano(プラタノ)はなんていうの?「バナナ」



ってこんな感じです。。。。笑


全部英語じゃん!!と言われ
言い返すことが出来ませんでした。笑


と、そんな感じだったので
マヤの人にいじわるされているとも思わなかったわけです。


だけど、カメラマンが言うには
マヤの人は自分たちが話す言葉を
他の人に覚えてほしくないから
基本的には教えないというわけです。


もしわかるようになっちゃったら
内緒話できないですからね。。。


まあ、それも一理あるのかもしれないけど。。。。


本当のところはどうなのかわかりませんけれど
オーナーがここに来たばかりの時も
マヤの人は非常に閉鎖的で
仲良くなるのが大変だったと言っていましたから

そういう一面はあるのかもしれません。。。


でも、私は
性懲りもなく
これはマヤ語でなんていうの??を続けますけど。。。


何が面白いって
音が日本語と似てたりするんですよね~マヤ語って。


この間、トゥルム町を
めずらしく日本人の観光客が歩いていて
日本語を話していたのです。


そしたら、周囲の人たちが
「あれ?マヤ語??」といってて


あ、彼らにとっても
日本語はマヤ語っぽく聞こえるんだな~と思って
面白く感じました。


スペイン語もおぼつかないのに
マヤ語は気が早いかもしれないけど
更に年を取って
頭が固くならないうちに
カタコトは話せるようになりたいものです。。。。


あ、
それで、そのカメラマンが言っていたことで
すごく面白かったのが


メキシコ特有のスペイン語は
だいたい、CHで始まるというのです。


たとえば

chico/chica = Chavo/Chava (男の人、女の人)
niño/niña = Chamaco/Chamaca (男の子、女の子)
Cerveza = Chela (ビール)
Maravilloso, Fantastico = Chido (すごい!かっこいい!素敵!)
Mono = Chango (猿)
FUCK = Chingar (あまり使っていただきたくない言葉ですが。。。)



そういわれてみればなるほど!!!です。
これらのCHで始まる単語は
メキシコで使われる言葉で、
他のラテンアメリカ諸国では使いませんので。。。


なにか法則があるのかな~


メキシコスペイン語、奥が深いです!!!


ちなみに、マヤ語で太陽は「キン」です!
日本語だと「金」に聞こえて
確かに黄金色だし。。。なんて思います♪






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