とにかく、肉でもチーズでも
細かく、細かく、細かく、裂いていくこと・・・
鶏肉でも、豚肉でも、牛肉でも、
ボイルした後に
スープから肉を取り出し
ひたすら細く裂いていきます。
この、作業のことを
Deshebrar (デセブラール)といいます。
地道な作業が続いて
こうなります。
で、これをタコスの上に載せるわけですけど
時間をかけて引き裂いている間に
お肉は冷めちゃうわけで
日本でいうと、蒸し鶏みたいな雰囲気になります。
だけど日本の蒸し鶏は
たとえ冷たくても、パッサパサということはないので
いわゆるメキシコの
Pollos deshebrados (ほぐした鶏肉)とは
全く違う食べ物と思います。
まあ、もちろん、ゆでた鶏肉をほぐして
冷やし中華にいれたりとか
サラダにしたりということはありますが
それはあくまでも
全体が冷たいので、違和感はありません。
だけど、
メキシコのは、温かくて出来立て♪っていうのを
食べる習慣がないから
なんとなく全部適度に冷えてて、
食べごたえがないというか。。。。笑
パスタも、
冷めて、伸びちゃったのを
平気で食べてますから
きっと熱々のラーメンとか作っても
冷めて伸びるまで、ずっと待ってるんだろうな~笑
で、
どう考えても、肉を細かくほぐすのは
おいしくないと思うのに
どうしてメキシコでは
これが一般的なのか?と考えていたら
同じく外国からメキシコに来た人に
「たぶん、少ない量の肉を多く見せるための手段じゃないかな?」
と言われました。
確かに、
ほんのわずかな肉でも
こうやってほぐしたら、大量に見えますよね。
貧しくてなかなか肉が手に入らなかった人たちの
生活の知恵じゃないか?というのが
友人の推測でした。
なるほど。。。。
それも一理あるな・・・
まあ、本当は何がどうなんだかわかりませんが
とにかく、メキシコ人は
ほそーーーく裂いた肉が大好き。
たとえ、塊で渡しても
細ーくちぎっては
トルティーヤに包んで食べてます。笑
食習慣って、本当に面白いものですよね~
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