2015年8月18日火曜日

メキシコスペイン語考察:アルブル Albur

メキシコに来て受けるスペイン語カルチャーショックは
その、汚い言葉遣い・・・・
というのは、前にもお話しした通りです。


日本語でいうと「クソ」みたいな意味に当たる
ピンチェ(Pinche)が連発されること。


とにかく、どんな言葉の前にも
ピンチェが来るのです。
(基本的には男性が使います。)


そして「この野郎」みたいな意味に当たる
カブロン「Cabron」も連発されます。


ピンチェ・カブロンと組み合わせて
友達のことを指したりします(笑)



また、
「うわ、最悪!」「うそだろ?」「まさか!」みたいなニュアンスの言葉として
もっともつかわれるのが
ノ・マメス(No mames)もしくは、ノ・マンチェス(No manches)
あるいは チンガ(Chinga)。


この表現は、女性も普通に使いますが
かなり汚い言葉です。


チンガは、英語でいうF○UKの意味ですので
英語でF○UKを使う場面で使っていると思えば
ニュアンスがお分かりいただけるかと思います。


また No mamesのmamesの語源は
Mamar であり、
Mamar には、乳を吸うという意味から派生して
いろんな意味があります(ご想像にお任せ)
なので、これもまた、お行儀のよい言葉ではありません。


できれば、
ノ・メ・ディガス(No me digas)
ポル・ディオス(Por Dios)
ディオス・ミオ(Dios Mio)
といった、言葉を使われることをおすすめします。



はっきりいって、
日常使われる汚い言葉を書き出していったら
きりがないのですが
もう一つ、メキシコで気を付けるべきは
アルブルAlburといわれる隠語です。


日本にも二重の意味を持つ言葉というのは
たくさんありますが
メキシコも同じです。


なので、
普通に食べ物の話しているつもりで
実は、ものすごく屈辱されてた。。。
なんてことは日常茶飯事なわけです。



アルブルを使って、人をコケにしたりからかったりすることを
アルブレアル Alburear というのですが、


女の子のスタッフは、
さすがにかわいそうだと思ったようで
私がみんなからアルブレアルされないよう
一生懸命、アルブルを教えてくれます。笑


また、そういうことをいって
相手をからかうことを
バシラール Vacilarともいいます。



おかげ様で、だいぶいろいろ学びまして
変なことを言われても、
素直に返事せずに「え??なんていった?」と
言い返せるようになりました。



ちなみに、最も私が長い期間、知らずにアルブレアルされていたのは
唐辛子です。
メキシコスペイン語では、唐辛子のことをチレchileといいます。
(ペルーでは、アヒ Ajiといいます。決してチレではありません!)


唐辛子は、日本でいう、バナナとか松茸と
同じニュアンスがあります。


なので、


「君は唐辛子好きなんだよね?」と聞かれ

辛いものが大好きな私は

「大好き!」と無邪気に答え
爆笑されていました。


なんで、何度も聞かれるのか不思議だったのですが
私が何にも考えずに好きと答えるのが
面白かったようです。


そして、女の子たちにアルブルの意味を教えてもらった後は
なんとか、男性たちをぎゃふんと言わせてやろうと思い、
計画を練りました。


そして、

「唐辛子好き?」と聞かれたとき


「嫌い」と即答。


みんなが「え?」っていう顔になったときに


「でも大きいのは好き」といったら


拍手喝采されました。(笑)


やっとアルブルの意味が分かったんだね~と
喜んでもらいました。



こういうやり取りを楽しめるようにならないと
メキシコ人との会話は
けっこう苦痛です。。。。。


というか、とくに、ここは田舎だから
下品な会話にくらいついていかなければいけない苦労があります。



都会では、もうちょっと会話が洗練されているかと・・・は
思うんですが、どうなんでしょう?笑


ときどき、メキシコの映画みると


ピンチェ、カブロン、ペンデッホの嵐なので
やっぱり人によるんでしょうね。。。



※ちなみにペンデッホ Pendejoは
メキシコでもっともつかわれる「バカ、ろくでなし、役立たず」を
意味する言葉です。
よく、メキシコの現大統領に使われています。(笑)


けっこうキツい意味になりますので
知り合いには使わないようにしましょう。。。





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