2015年9月26日土曜日

ゆ~っくりよく噛んで食べると太らずに済む?

日本では、ゆっくりよく噛んで食べると
満腹中枢が刺激され
あんまりたくさん食べなくても満足し
結果的に食事の量が減る。。。と言われています。


だから、


早食いはダイエットの敵!
痩せたかったら
よく噛むように♪

とよく言われますよね?



しかし、
メキシコに来て、
それは本当に効果的なんだろうか?と
思うようになりました。



というのも、
うちのホテルの従業員をはじめとする
地元の人たちは
ものすごくゆっくり食べるのに
決して痩せてはいないし
食事の量も少なくないからです。笑



たとえば、うちのホテルの従業員たちは
朝食に1時間~1時間半、
昼食に1時間~2時間もかかるのです。



「いつ働くんだ!?君たちは?」っていうぐらい
のーーーーーんびりしています。


私はさっと作って、さっと食べて
15分もかからないので、
「もう食べちゃったの?」と驚かれます。


彼らは、
トルティーヤをちっちゃくちっちゃくちぎって
いろんなものを挟んで、
みんなで和気あいあいと話しながら
ゆっくりゆっくり食べています。


とても仕事場での食事の風景とは思えません。


家ならそれでもいいけど
仕事場でそんなに時間かけてご飯食べるのは
どう考えても時給泥棒でしょ?と思いますが
彼らには関係ありません。


そして、観察していると
ものすごい量を食べていて
満腹中枢が刺激されて少量で終わっている・・・
とは思えません。笑
しかもあの体型。。。。


もしかしたら、彼らの満腹中枢は
すでに壊れて作動しなくなっているのかもしれません。。。笑



食べる時間、食べる量、体型、砂糖の量など
驚くことはいっぱいありますが


何よりびっくりすることは、
ゆっくりきちんと食べられないなら、
食べない方がマシ・・・と考えていることです。


仕事がとてもたくさんあって
時間が押してしまい、
いつものように食事時間が十分に取れないとき
彼らは食べずに家に帰ってしまいます。


たとえば、残り時間があと15分しかない。。。なら
仕方がないかもしれませんが
あと1時間もあるのに、


「もう時間がないから食べない」といって
我慢しているのです。


1時間あったら、十分に料理して食べる時間があると
私は思うんですが(笑)
彼らには不十分で、絶対に食べようとしません。


近くの売店で炭酸飲料やビスケットを買ってきて
それを飲んで、飢えをしのぐのです。笑


私にしてみたら、
彼らがいつも食べているようなタコスやケサディージャは
簡単に作れると思うんですが
料理当番の子は
頑としてその案を受け入れず
時間がない、今日はご飯が食べられなかったといいます。笑



もう、このバカバカしさは
笑うしかありません。



日本人だったら、
仕事中のランチですから、
サンドイッチやおにぎりなどを
パパっと口に入れて仕事を続けますけれど


彼らには、そんな適当な食事は
想像もできないようです。笑


なんといっても、
メキシコ人にとって最も重要な食事は
夕食ではなく昼食(Comida コミーダ)なので
それをないがしろにするぐらいだったら
食べない方がいい。。。ということらしいです。


もちろん、メキシコシティとか
大都会では、ライフスタイルが違いますので
簡単な昼食をとる人もいると思いますが
ここは田舎なので
まだまだ古い習慣が残っています。



ちなみに、コミーダというのは
一般的なスペイン語では、食事全体を指す言葉ですが
メキシコでコミーダというと、午後2時ぐらいから食べ始める
一日でもっとも重要な食事を指します。



でも、一生に何回食べられるかわからない食事ですから
一回一回を大切にするってことは
大切なことではありますよね。。。


仕事中のランチだろうが
家のランチだろうが
食事は食事!


人間の体は食べるものでできているわけですから
適当に食べて
おなかを満たせばいいってわけじゃない!ってことですよね。


もちろん、
メキシコ人がそういうポリシーで
食事を大切にしているわけじゃないですが



(もしそうだったら
脂っこくて、塩気がおおくて
化学調味料いっぱいの食事は
取らないでしょう。。。)



でも、彼らの食事時間にたいするこだわりは
ちょっと考えさせられるものがあります。


まあ、彼らの上に立つマネージャーとしては
出来れば、食事は適当に済ませて
しっかり働いてほしいですが。。。。笑







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