2015年10月25日日曜日

家庭内暴力について考える

ラテンの男は女にやさしくて・・・という
イメージがあるかもしれませんが

確かに
付き合う前のアプローチは
ものすご~~くやさしかったりします。

付き合った直後も
すっごく大切にしてくれたりします。


でも、
長い年月がたったり、結婚したりすると
とたんに態度が豹変する人が多いのも事実・・


いわゆる、マチスモ(Machismo)というやつです。


日本だと、マッチョと訳されているようですが、
「強い男を誇示すること」です。

この誇示の仕方に
女性に対する暴力が含まれるわけですね。


家庭内暴力の問題は、
別にメキシコだけではないと思いますし
私も日本にいたときは
とても身近な問題でしたので


「メキシコ人が~」というつもりはありませんが、

ここ1年の間に2人もの女性スタッフが
家庭内暴力によって
夫に仕事を辞めさせられたという事実があります。


つまり、妻が働くのが気に入らないと
暴力を振るうらしいのです。


最初は、家計を助けるために。。。と
率先して働くように言うらしいのですが


仕事が遅くなって
家庭のことがちょっとおろそかになったり
携帯電話を使う回数や時間が増えたり

実際に女性がお金を手にし
自分の洋服や子供のものを勝手に買ったり・・・と
女性が少し自由を得ると、

途端に機嫌が悪くなって
暴力に発展するのです。



最近働き始めた女性は、
働き者で、なかなかいいセニョーラだったのですが

2週間もしないうちに
泣きはらした目でやってきて
「もう辞めます」と言ってきました。

理由を聞くと、亭主に暴力を振るわれて
行くなと言われたとのこと。


頭からは血を流しています。。。


これが初めてなのかと聞くと
決してそうではなく、
今までも何度も何度もあったと。


でも、3人の子供がかわいそうで
おいて出ることができなかったといいます。


今回は、暴力を振るった後
夫が出て行ってしまったので
なんとか仕事に出てこられたのですが

いつ帰ってくるかわからないので
今日でやめますとのこと。


オーナーが
「そんな暴力を振るう夫なら
締め出して、家に入れなければいい」
といいましたが
彼女は、
怖くてそんなことはできないといいます。


というわけで、さようなら。。。。



妻が夫の浮気を心配したり
嫉妬をしたり。。。。というのも
よくあることですが


男の嫉妬も、けっこうあからさまです。


もう一人、女性がやめてしまったきっかけは
自転車通勤。。。


ダイエットを成功させよう!と
私をまねて
女性スタッフがみんなで
自転車で通勤する!ということになり、


その女性も一緒になって始めたのでした。
もちろん、
彼女が一番体重の増加を気にしていて
一番乗り気だったのです。


しかし・・・・


汗をふきふき家に帰ってきた彼女を見た亭主が
鉄拳を。。。。


女が自転車で町を走るなど、はしたない!
他の男が見たらどう思うんだ?と怒りだしたとのこと。


妻が汗をかいて
息を切らせて
顔を真っ赤にしている状態は
その亭主からすると
いやらしい状態らしいです。


っていうか、どんな想像力だよ!笑


それって、その亭主自身が
そういう目で女性を見てるってことですよね~笑



いやはや、


いろんな考えを持つ人がいて
本当に面白くて、
毎日いろいろ考えさせられます。


そんな話をしてたら、

先日息子を亡くしたばかりなのに
新しい彼女と連れ子をトゥルムに呼び寄せた
話題のF君が



「いや、嫉妬っていうのはこわいもんだよ。
こうだ!って思い込んだら
絶対に頭から離れないんだ。

そんなはずないって、
頭ではわかってるのに
感情は抑えられないんだよ。

本当に怖いもんだよ」


と、ものすごくまじめに語り始めて
びっくり。


みんなからは

「息子が死んで、一週間もたたないうちに
新しい彼女作るお前が
嫉妬を語るか?」と


ボコボコに突っ込まれていましたが。。。


そしたらF君



「違うよ、息子が死んでからじゃないよ
彼女とは、もう一年ぐらい付き合ってるよ」


これには、
全員が総ツッコミ!


「もっと悪いだろ!
病気の息子抱えて二股か!?」


F君
「だって、彼女、旦那さんが突然病気で死んじゃって
かわいそうだったんだよ。。。」


全員
「そういう問題じゃない!!!!」



完全にボケキャラが確立したF君です。



まあ、暴力を振るう男性よりは
ただ浮気する方がマシですかね~?



毎日、いろいろお騒がせなシャンバラです。



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