とても重要な日で
日本でいうと、お盆みたいな感じです。
つまり死んだ人が里帰りしてくると信じられている日で
大きな祭壇を作って
ご先祖様や亡くなった家族を迎えいれる準備をします。
11月1日がいわゆる死者の日で
この日には成人してから亡くなった人が
戻ってくるといわれます。
そして、その前日の10月31日が
まだ成人する前に亡くなった子供たちが
返ってくるといわれています。
メキシコ人はみんなお祝いするのかと思っていたら
地域によってだいぶ違うようです。
たとえば、オアハカなどの伝統的な町では
ものすごく美しい祭壇(Altar:アルタル)をつくるようですが
トゥルムでは、祭壇を準備する人はいても、
ため息がつくほど美しく飾るというわけではありません。
たとえば、昨年、
メキシコシティに行ったときに見た祭壇は
こんな感じでした。
故人の写真を
オレンジと紫の花で飾り
たくさんのお供え物をします。
お供え物は、チョコレートドリンクや
パイナップル、リンゴのシロップ漬けなどの
定番モノから
故人が好きだった食べ物までたくさん取り揃えます。
トゥルムではというと。。。。
たとえば、スーパーマーケットで
死者の日のデコレーションが行われますが
ハロウィーン商戦とごっちゃになっている感じが。。。。笑
こちらはトゥルムのあるアバロテ(Abarrote)。
アバロテというのは、メキシコ特有の呼び方で
「よろず屋」という感じです。
ペルーだと、ボデガ(Bodega)といいます。
ちなみに、メキシコでボデガは倉庫という意味です。笑
日本でいうと、いろんなものが置いてあるコンビニになる前の
酒屋さんみたいな感じでしょうか?
ちなみに、このアバロテは
大量に買うと、安くなるので、便利です。
私は、部屋におくロウソクを大量に買うときや
みんなにお菓子を配りたいときなどに
利用します。
こちらは、トゥルムの隣町、プラヤデルカルメンにある
DAKというインターナショナルマーケット。
完全にハロウィンと合体してますね。。。笑
スタッフに、「もうすぐ死者の日だね~」というと
カトリックの人たちは
どんな食事を作るかなど、いろいろ話してくれましたが
カトリック以外のキリスト教徒の家庭では
死者の日はお祝いしないらしく、
シラ~っとしていました。
みんながみんな、お祝いするわけじゃないんですね。
そのあと、
一番古株のスタッフで
敬虔なクリスチャンのTが私のところにやってきて
「あのね、もうどんどん死者がもどってきてるのよ!
さっきもね、何もないのに
お皿が動いたり、スプーンが動いたりしてたの!」
というのです。
そして、彼女の家では
祭壇を作るから、見にいらっしゃい。。。と誘ってくれました
彼女曰く、
祭壇にお供えをした食べ物は
ものすごく甘く作るらしいですが、
一晩たつと、全部味が抜けているんだそうです。
つまり、物理的な見かけは変わらないし
量が減るわけじゃないけれど
味だけ、吸い取られてしまうとのこと。
以前、彼女たちが
祭壇を作るために墓地にいき、
そこでいろんなお供え物をしていたとき
彼女は、自分が飲むためのコーラを
お墓の脇に置いておいたそうです。
そして、セッティングがおわり
のどが渇いたのでそれを飲んだら
もう、味が消えていたと。。。
祭壇に飾っていたわけじゃないのに
その場にあるだけで味が抜けてしまったんだそうです。
いろんな迷信があるものですね。。。
というわけで
今年は、仕事がうまく調整で来たら
Tの家の祭壇を見せてもらいたいな~と思っています。
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