2016年10月22日土曜日

メキシコ人はウソつきなのか?

メキシコ人に自分の非を認めさせるのは
本当に至難の業・・・というのは
何度も書いてきました。


明らかに間違っていることでも
その非は決して認めずに
ひたすら言い訳を繰り返し
責任の所在をうやむやにしようとするのです。


もちろん、何かを指摘されて
すぐにそれを認めて、
素直に謝るなんてことは
ほとんどありません。


とにかく、まず第一声は言い訳で、
聞いてもいないに
延々と理由をまくし立てるのが通常。笑


わかった、わかった、
正当な理由があったのね。。。というまで
絶対諦めない。笑



それで、今日、海外から戻ってきたオーナーに
不在中にいろいろあったことを全部報告し


「彼らに何を言っても最初は言い訳で
絶対非を認めないんです。

でも、これは文化的なものですよね?

だって、言い訳しないで、素直に非を認める人なんて
一人もいないんですもの。。。
完全に違う価値観の中にいると思うことにしました」



と言ったところ


「実はそのことを今回の旅でずっと考えてたんだよ!」といいうのです。


どうやら海外にいたとき
メキシコ人はウソつきみたいなことを言われたらしいのです。

それで、どうしてそんな風に言われるのか
いろいろ考えたらしいです。笑


オーナーいわく、
自分が今まで働いてきた人の中で
何かを指摘されて
「あ、それは私の責任です。すぐにやり直します!すいません」と
非を認める人は、一人もいなかったと。笑


たいてい、
「ああ、それは○○が・・・・」と言い訳が始まるらしいです。


まあ、それはいつも私が体験していることなので
全然驚きませんけど、
メキシコ人自身もそういう経験しているわけですね。笑



そして
オーナーも「どうしてこいつらは言い訳ばっかり。。。」と思っていたらしいですが
自分自身が、同じことをやっていることに気づいて
衝撃を受けたというのです。笑



実は、今回海外に行く前
オーナーの運転免許の有効期限が切れていたんです。


出発前日に、偶然それに気づいたオーナーは
慌てていろんな書類をそろえて、トランシト(交通課)に行き、
免許を更新してきました。



その時、係員から
「なんで期限前に来なかったんですか?」と聞かれたオーナーは


免許は、財布に入れたままにしていて
警察に見せろとか言われない限り
取りだして眺めることもない。
いつもいつも更新期限を気にして運転しているわけじゃあるまいし
気づかなくたっておかしくないだろう?


と高飛車に言い放ったらしいです。笑



そして、それを引き合いに出して


「すっかり忘れてました。ごめんなさい。
次は気を付けます・・・・って
たったそれだけ言えばいいのに、

なんでわざわざ自分は悪くないとか
忘れるのは当然とか
そんな言い訳を言わなくちゃいけないんだ?

こんなシンプルなことなのに
どうして、わざわざストーリーを作って
こんなことがあったからできなかったって
言い訳しなくちゃいけないんだ?

どんどん難しく複雑にしちゃうんだよ。
一言で済むのに。


俺が交通課で言った説明は全部事実で
嘘ついているわけでもないし
どれもほんとのことだ。

だって本当に免許の期限をチェックすることなんて
滅多にないんだから。

でも期限が切れる前に更新に行くのは
免許保持者の義務であって
見る習慣がないなんていうのは何の理由にもならない。


いろいろ言ったって、
結局、自分が忘れたことを正当化する理由にはならないし
ただの言い訳なんだよ。


責任転嫁したいがために
これでもか。。。といろんな話を持ってくるのがメキシコ人。

それが嘘つきって言われる所以なのかな。。。と思ったんだよね」と。


そして

結局のところ、
メキシコ人は、責任を取る(Asumir la responsabilidad)を
教育されてないのがきっと問題だと思う。。。


と、また、言い訳してました。笑



でも、よく考えると
メキシコ人が。。。とかいいながら
自分も結構言い訳してるんですよね。


自分を正当化する理由を考えるのに時間を使うぐらいなら
さっさと非を認めて、解決のための一歩を踏み出した方がいいのに

「私は悪くない!」で何とかプライドを保とうとしている自分もいます。


だから、程度の差はあれ、
自分の非を認めないメキシコ人は
私にとって鏡なんだろうな。。。と思います。


他山の石としたいと思います!






にほんブログ村 海外生活ブログ メキシコ情報へ
にほんブログ村