2016年10月4日火曜日

フリホル?フレホル Frijoles o Frejoles??

メキシコに来てからずっと不思議だと思っていたことがあります。

それは、メキシコの人たちが
インゲン豆のことをフリホルということです。


私はペルーでスペイン語を覚えたので
インゲン豆のことは
「フレホル Frejol」 (複数形でフレホーレス frejoles)
だと思っていました。


それでずっとフレホルといっていたのですが
みんなが???といいう顔をするのです。


メキシコでいうフリホーレス(Frijoles)は
インゲン豆全体を指すのですが

ユカタンの人たちは、
基本的に、黒いインゲン豆のことを
フリホーレスといいます。

この黒いフリホーレスは、
ユカタンの人にとっては
トルティーヤ、サルサと共に、
食事に必ず添えられる副菜です。


フリホーレスがない人生は
メキシコ人にとっては考えられないと思います。笑


そのぐらい大切な副菜です。


で、
それ以外の色や形のインゲン豆のことは
フリホーレス・ロッホス(赤いインゲン豆)とか
フリホーレス・ブランコ(白いんげん豆)とか
そのフリホーレスの特徴を添えて
表現します。


先日ご紹介したフリホル・バジョ(いわゆる金時豆)に限らず
いろんな種類のフリホルがあるわけですが


その中の一つで
フリホーレス・ペルアーノス(Frijoles Peruanos)というのがあります。

直訳すると、「ペルーのインゲン豆」!

ペルーでいうところのフレホル(Frejol)です!





ペルーのフレホルにも
いろんな種類がありますが
メキシコのようになくてはならない副菜というわけではありません。


むしろペルーでは、
フレホーレス(Frejoles)よりも、
ジャガイモ、つまりパパス(Papas)の方が重要な気がします。
あとは、モテというジャイアントコーンの水煮も。。。



それで、
メキシコで、「ペルーのインゲン豆」として売られているのは
ペルーで最もよく使われるフレホーレスで
フレホーレス・カナリオス (Frejoles Canarios)といいます

英語では Canary beansといいます。



乾燥した状態ではちょっと黄色っぽいんですが、






ゆでると白っぽいようなクリーム色っぽい感じになります。





これを豚肉やベーコンと煮込むのが
ペルー流♪

田舎の方でご飯を食べると
白いご飯の上に、
たっぷりとフレホルをかけてくれます。
炭水化物の上に炭水化物。。っていう
すごい組み合わせなんですが(笑)
けっこうアリガチなお食事です。


あとは、このインゲン豆と
白いご飯を混ぜてお好み焼きみたいにする
タクタク(Tacu Tacu)という料理も非常に有名です。


こちらはベーガンのタクタク。
ネギとハラペーニョのみじん切りを入れて
ご飯とフレホルを混ぜて焼き

手作りの「しょうがラー油」をかけました。





ペルーの懐かしい味で
おいしかったのですが
メキシコ人スタッフからは敬遠されました。

彼らは、「しょうが」が嫌いなんですよね~ 笑


ちなみに、ペルーではしょうがのことを「キョン(kyon)」と言っていましたが
メキシコでは「ヘンヒーブレ(Jengibre)」といいます。

ヘンヒーブレがなかなか言えなくて
いつもキョンといって、みんなに笑われています。




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