2015年12月12日土曜日

ちょっと真面目にヨガ その3 理論6 「クンダリーニ・ヨーガ」と「マントラ・ヨーガ」

●クンダリーニ・ヨーガ

「クンダリーニ・ヨーガ」は
「ハタ・ヨーガ」の一種でもあり、
クンダリーニを目覚めさせて昇華させることで
解脱を目指すヨーガです。

密教の影響を受けた「ハータ・ヨーガ」と
同時代に発展したものと思われますが、
秘伝のような形でひっそりと伝授が行われていたようです。

その「クンダリーニ・ヨーガ」を一般に認知させたのが、
パキスタン生まれのヨギ(ヨガを行う人)パジャンで、
1969年にアメリカに渡り、クンダリーニ・ヨーガを教え始めました。


クンダリーニ・ヨーガの特徴は、
クンダリーニを覚醒させるために行う
「火の呼吸」と呼ばれる激しい呼吸法や、


「バンダ」と呼ばれる体の一部を締め付けてから
解放するという手法にあります。

対位法、呼吸法、印相、バンダ、瞑想を繰り返し実践し、
クンダリーニを目覚めさせる修行をしていきます。


クンダリーニ・ヨーガにおいては、
ムーラダーラチャクラに眠っているとされる
クンダリーニエネルギー(女性的エネルギー)が覚醒すると、

それはスシュムナー管に沿って上へと上昇し、
アジューナチャクラ(眉間のチャクラ)で
シヴァ神の男性的エネルギーと結合して
頭頂まで引き上げられ、
それが宇宙へと解放されて解脱へと至るといわれています。


クンダリーニは一度覚醒すると
自分でコントロールすることが難しい場合があり、
適切な指導者のもとで行うことが大切だとされています。

またクンダリーニがある程度活性すると、
一時的に超能力のような力が発現することもあります。




●マントラ・ヨーガ


「マントラ・ヨーガ」とはマントラを唱えながら、
アーサナ(座法)や
瞑想を実践することで、
解脱を目指すヨーガです。


実際のヨーガでは、
サンスクリット語で神をたたえるマントラなどが使われます。
また師から弟子に個別に与えられるマントラなどもあります。


マントラは「真言」であり、
それを唱えることで、
その振動(波動)が肉体と心を浄化し、
チャクラを覚醒させ、
解脱しやすい状態へと導いていきます。


マントラの唱え方には、実際に大きな声を出す、
自分に聞こえる程度の大きさで発する、
舌の先だけ動かす、心で念じる・・・といった手法が用いられます。


同じように、マントラを使うものに
「ジャパ・ヨーガ」があります。

こちらはマントラと特殊な数珠(ビーズの数が108個。マラと呼ばれる)を用いて、
ヨーガの実践を行います。





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