2015年12月23日水曜日

ちょっと真面目にヨガ その3  理論9 パワーヨガ/ホットヨガ

●パワー・ヨーガ

ニューヨークやロサンゼルスで開発されたヨーガで、
「アシュタンガ・ヴィンヤンサ・ヨーガ」の特徴である
『フロースタイル』と「アイアンガー・ヨーガ」の
「アライメント(正姿勢)」を組み合わせたヨーガです。

確固とした理論と方法論はなく、
様々な手法の良い部分を融合させて、
一般的にわかりやすくしたヨーガといえるでしょう。


現在、世界各国でとくに名前のない「ヨーガ」として教えられているものの多くが、
このパワー・ヨーガに当たるとも言われています。


「アシュタンガ・ヴィンヤンサ・ヨーガ」のように決まったポーズの順序はなく、
教える人によって様々なスタイルが取られます。


また「アライメント」も「アイアンガー・ヨーガ」ほど厳密ではありません。


いわゆる、美容・健康法の一種と考えられます。


しかしながら、美と健康を意識した独特のスタイルによってアメリカの著名人の間で流行し、
その流れは全世界的に広まりました。
フィットネスクラブやジムでもヨーガのクラスが行われるようになったのは、
パワー・ヨーガの功績であると言われます。

様々なスタイルがありますが、一般的なのは呼吸と共に、流れるような体を動かした後、
ポーズで静止し「アライメント」を意識して呼吸を整え、また次の動きに入ります。
少し温度設定を高くした室内で行うことで、筋肉の緊張をほぐし、
発汗を促します(デトックス効果とも言われる)。





●ホット・ヨーガ

高温多湿の室内で行われるのが「ホット・ヨーガ」ですが、
もともとは、インド出身でアメリカで活動する
ビクラム・チョードリー師が1970年代に考案した「ビクラム・ヨーガ」がその原型です。


「ビクラム・ヨーガ」は、アメリカのどの町にもひとつはスタジオがある・・・と言われるほど有名ですが、
チョードリー師が商標を厳しく管理しているため裁判が絶えないとも言われています。

いわゆるヨーガの理論・哲学は明確ではなく、
その発汗作用からデトックス効果が謳われていますが、
フィットネス感覚のヨーガと言えます。


実践においては、室温40度、湿度55%という高温多湿の環境の中で、
ビクラム師が商標登録している26の決められたポーズを90分間行うことが基本です
(ポーズはハタヨーガのアーサナをベースにしている)。

大量の汗をかくため水分補給は欠かせません。






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