2015年12月15日火曜日

ちょっと真面目にヨガ その3 理論7 アシュタンガーヨガ

●アシュタンガ・ヨーガ(「アシュターンガ・ヴィンヤーサ・ヨーガ」)

インドのバタビ・ジョイス師が開発した新しいヨーガのスタイルです。


もともと「アシュターンガ・ヨーガ」は、「ラージャ・ヨーガ」の八支則を指しますが、
ジョイス師はこの八支則をわかりやすく現代風にアレンジするとともに、
呼吸と共にアーサナ(ポーズ)を行う「ヴィンヤーサ」という手法を取り入れ、
1948年にこのヨーガを確立しました。


「ヴィンサーヤ」の特徴は、身体を動かしているときに呼吸を行い、
ポーズで静止しているときには呼吸を止めるという点です。


身体鍛練に重点をおく「ハタ・ヨーガ」と違うのは、
ポーズそのものではなく、それに至る体の動きを重要視する点です。


いくつもの古典的なアーサナ(坐法)を組み合わせ、
途切れることなく次々と流れるように体を動かし、
呼吸を続けていくスタイルであり、
ポーズのときの「視点」を大切にすることが特徴です。
視点を定めることで、内側に意識が向くとされています。

呼吸は、鼻から吸って鼻から出す手法をとっています。



「アシュタンガ・ヨーガ」では全ての動きが決められており、
その通りに実践を行っていきます。


全部で6つのステップがあり、実践者は次々とレベルアップしていくことができます。

同じ姿勢を続けて瞑想を行う本来の「アシュターンガ・ヨーガ」とは全く違うため、
「アシュターンガ・ヴィンヤーサ・ヨーガ」と呼ばれることもあります。

身体を滑らかに動かしながら行うヨーガは「フロースタイル」と呼ばれ、
その後のフィットネス風ヨーガの発展に大きな影響を与えています。


また、ヨーガの目的が、
本来の目的であった「解脱」から「心身のバランスを整えること」に変化していく
一端を担ったヨーガであるとも言えるでしょう。






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