2015年5月22日金曜日

トランス脂肪酸

数年前、ロサンゼルスに滞在していたとき、
がんサバイバーのアフターケアについて学んでいて、
そのときに、危険な食べ物についても
色々と調べました。


がんサバイバーにとっては
再発防止が最大の関心事であり、
まず改善を促されるのが、
食生活だからです。

塩や砂糖の取り過ぎに注意するというのは
日本でも、普通に言われていることでしたが
当時、アメリカでホットな話題だったのが
トランス脂肪酸の危険性でした。


全ての食品にトランス脂肪酸含有量の表示が義務付けられ、
サバイバーたちは、
かなり気を使っていました。


トランス脂肪酸は
マーガリン、ショートニング、サラダ油などに多く含まれ、
スーパーやコンビニのパンやおかずをはじめ、
スナック菓子、冷凍食品など
今日では、含まれていない食品をさがすのが難しいほど、
私たちの食生活に浸透しています。


この、トランス脂肪酸、
食用油とは名ばかりで
実はプラスチックとほぼ同じ構造、、、汗


マーガリンとバターを外に出しておくと、
バターには虫が寄ってきますが
マーガリンには近寄りません。

つまり、自然界では
食べ物と認識されない油なのです。


では、なぜトランス脂肪酸が
あらゆる食品に含まれているかというと、
食感がよくなったり、長期保存できたりするからです。


食べ物を大量生産する食品メーカー、
ファストフード業者にとって、
これほど安価で便利な油はないのです。


トランス脂肪酸がなぜ危険かというと、
プラスチックを食べているのと同じなわけで、
様々な病気を引き起こす原因なるからです。

多くの研究結果から、
トランス脂肪酸の危険性が
してきされ、
ヨーロッパでも、アメリカでも
かなり厳しく規制されるように
なりました。

しかし、日本では、
身体に危害を及ぼすほどの
平均摂取量ではないといい、
野放し状態なのです。


もちろん、ここメキシコでも、
同じこと、、、、。


メキシコ人は
トルティーヤチップをはじめ、
ピーナッツ、ポテトチップスなど
スナックが大好き!


ちなみに、
トルティーヤチップスは
メキシコではトトポスといいます。


また、ポテトチップスなどの
スナック菓子は、サブリッタスといいます。

サブリッタスは
実はメキシコの代表的な菓子メーカーの名前です。

日本でいうと、カルビーとか、明治とか?

つまり、会社の名前が
スナック菓子のことを指すわけです。

で、
暇さえあれば、
サブリッタスとコーラ、、、、(笑)


身体が悪くなるはずです。


ちなみに、
バターを頼むと
マーガリンを買ってくるホテルスタッフ、、、、(笑)

そもそも、
バターとマーガリンの区別を知らないのです。


だって安かったからって!(笑)


確かに値段五倍ぐらいしますからね(笑)


トゥルムの街には
朝、昼、晩と、それぞれの時間帯に
たくさんの屋台が立ち並び、
とっても美味しそうに見えるのですが、

トランス脂肪酸を考えると
怖くて手は出せません。(笑)


そういえば、
インドネシアのジャカルタに住んでいたとき、
地元の人から、


屋台の食べ物は、絶対に食べたらダメ。
彼らがどんな油使ってるか、
知ってる?
ビニール袋にはいった安い食用油をかってきて、
プラスチックごと、
フライパンにいれるんだよ!
だから、あんなにカリッと揚がって
クリスピーになるんだ!

と、言われていました。

でも、トランス脂肪酸の実態をしれば
プラスチックの袋を一緒に溶かすのは、それほど驚くべきことではないと思います。

だって、ほぼ同じ材料ってことですよね。


こわいことですが、、、汗


メキシコのような国で
安全な食べ物に出会うのは
なかなか難しいのですが、

でも、できる限り
新鮮で安全なものをお客様に提供できるよう、
気を使っています。

近年の食品の危険性に関する情報は
教わってきた常識と
全く違うこともあるので、
気をつけていきたいものです。




写真は、ヨガリトリートグループに
お出しするベジタリアンフムスです。








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